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生徒の質問 [授業ネタ]

 今日は火曜日ですが、放課後の課外がありました。いつもは金曜なんですが、今週の金曜はクラスマッチがあるので今日に変更、というワケです。ウチの学校、毎週火曜は6限授業。65分の授業を6限やってから課外のというのは結構キツイです。
 さて、課外が終わって二つほど質問がありました。 まずオーケストラでバイオリンを弾いているY君。きょう取り上げた昨年の筑波大の東南アジアの問題について。

 元の東南アジアヘの遠征を一つの契機として、大きな歴史的変化が起こり、今日の政治と文化の原型が確立された。13世紀から16世紀にかけての東南アジアの歴史について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アユタヤ朝  マラッカ王国  マジャパヒト王国(マジャパイト王国)  ヴェトナム  クメール人

 私のミスで指定語句のクメール人を使うことができなかったので、これをどう使うのかという質問。うむ、これは困った。クメール人のカンボジアは元の侵入よりかなり前の6世紀ころには現在のメコン川流域に定着してますからねぇ。仕方ないんで、「....アユタヤ朝はクメール人のカンボジアを破り、.....」という形でしか説明できませんでした。ほかに何かいい使用法はありますかね?
 続いてバレーボール部キャプテンのD君。彼は授業の質問でした。「長征は最初から延安をめざしていたのか?」という質問。なるほど、長征の苦難の道のりは話しますが、それは考えつきもしませんでした。確かに疑問ですね。岩波新書の『中国近現代史』やら河出の『中国の近代』なんぞを調べてみましたが載ってない。昔読んだエドガー・スノーの『中国の赤い星』にも書いてなかったような気がするなぁ。一番参考になったのは、藤子不二雄Aのマンガ『毛沢東の長征』。これによれば、瑞金をでたときはさしたる目的もなく国民党の攻撃を避けて包囲を突破するのが目的だったようですが、八・一宣言のころには延安を目指すことになっていたらしい。この地域には高崗・劉志丹という二人がソヴィエト解放区の建設に成功していたからというのが理由のようですね。


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