1980年代の音楽 [音楽]
僕が大学に入学したのは1985年でした。なんで覚えているかというと、学籍番号が85で始まっていたから。進路指導室に校内模試の世界史の段階をだしにいったら、英語のK先生が、「エドウィン・コリンズの新譜が出るらしいよ」と言う[http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=15601]。エドウィン・コリンズとは、かつてオレンジ・ジュースという80年代の「ネオアコ/ギター・ポップ」を代表するバンドのリーダーで、私やK先生にとっては「青春の1ページ」的な人である。なんでも彼は最近脳出血で倒れたそうで、K先生によればMyspaceでの彼のリハビリ写真はかなり痛々しいらしい。
ひとしきりエドウィン・コリンズで盛り上がったあと、「『レコート・コレクターズ』の今月号で、80年代の名盤という特集をやってたんだけど、1位は何だったと思う?」という私の質問にK先生は降参。1位はトーキング・ヘッズの『リメイン・イン・ライト』でした。『リメイン~』は、「ワンス・イン・ザ・ライフ・タイム」の出来だけが突出しているので、トーキング・ヘッズならば『サイコ・キラー'77』の方がいいと思うが、80年代なので仕方あるまい(『サイコ・キラー』は70年代.....ちなみにフールスの「サイコ・チキン」という「サイコ・キラー」のパロディ曲があり、中島みゆきが「オールナイット・ニッポン」でかけて、「こんな曲だれでもできる」といってた)。K先生からいちばん遠い席に座っている(最近PCが壊れた)英語のT先生(本校OB)が、これまた音楽好きで、『レココレ』は毎号買っている。というわけで、T先生も話の輪に加わり、彼が持っていた今月号をネタにしばし盛り上がる。プリファブ・スプラウトは90年代の『ヨルダン・ザ・カムバック』のほうがいい、Pガブは『SO』より『Ⅳ』だろ、JDがはいっているのにバウハウスがはいってないのはおかしい、スクリッティ・ポリッティがなんで3位なんだ......等々。バグルスがランクインしていたので(僕は79年だと思ってた)、掃除の時間の選曲も話題に。
T先生と私は人吉高校で一緒で、彼が文化祭の蚤の市に出品した『ババークーム・リー』(フェアポート・コンヴェンション)や『フィア・オブ・ミュージック』(トーキング・ヘッズ......特殊ジャケットが懐かしい!)、『コーナー・ストーン』(スティクス)なんかのアナログ盤を買ったのが私でした。
公民のT先生は昔デヴィッド・バーンにあこがれて、例のダボダボジャケットを着ていたらしい。
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