『アンタッチャブル』(ブライアン・デ・パルマ監督、1987年、アメリカ) [歴史映画]
買ったきり見ていなかったDVDをみる週間。まずは「ジョージアミッション」で当選した『アンタッチャブル』。
禁酒法時代のシカゴを舞台に、暗黒街を牛耳るマフィアのボスアル・カポネと、彼の摘発に執念を燃やす財務省の捜査官、エリオット・ネスとの戦いをスリリングに描いた名作。監督は、サスペンス名作『殺しのドレス』等を手がけたブライアン・デ・パルマ。主演のエリオット・ネスはケヴィン・コスナー、彼と争うアル・カポネをロバート・デ・ニーロがそれぞれ演じ、ネスを助ける捜査官には、ショーン・コネリーとアンディ・ガルシアを起用、特にショーン・コネリーはこの作品で第60回(1987年度)アカデミー賞助演男優賞、第45回(1987年度)ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しました。『スカーフェイス』(83年)の失敗以降精彩を欠いていたブライアン・デ・パルマが見事に復活した作品です。
見所はショーン・コネリー扮するマローンの演技。彼が絶命するシーンの凄絶さは、まさに迫真の演技。そしてセントラル駅での乳母車を用いた「階段落ち」のシーン。その他、イタリア」系らしいブライアン・デ・パルマの演出を見つけるのも楽しい限り。エンニオ・モリコーネによる音楽と、ジョルジョ・アルマーニによる衣装ファッションにも注目したいところ。
帝国書院の『タペストリー』には、アル・カポネの項目で「聖ヴァレンタインの虐殺」が紹介されています。
「まんが倉庫」で買った(¥1000)、「St. Valentine's Day Massacre」シリーズの「Gang's Lover Billie」。
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