岩明均『ヒストリエ』(講談社 アフタヌーンKC) [マンガ]
最近読んだ歴史マンガでは、惣領冬美『チェーザレ』、青池保子『アルカサル-王城-』と並ぶ傑作(逆に買っていちばん後悔した作品は、かわぐちかいじの『COCORO〈心〉』)。
アルキメデスを題材とした『ヘウレーカ』(白泉社)は1巻だけだったので、物足らない感が強かったですが、この『ヒストリエ』は長編。単行本は現在4巻まで刊行されており、イッキ読みしてしまうおもしろさです(イッキ読みしないと、このマンガの面白さは分からないような気もします)。
私がこの作品を知ったのは、先月このブログを介してVol.1とVol.2を購入してくれた方がいたから。一体どんなマンガ?と思って調べたところ、かなり面白そうだったので、いわゆる「オトナ買い」した次第です。主人公エウメネスが実在の人物と知って、二度ビックリ。アレクサンドロス大王に書記官として仕えた人物らしいです。他の岩明作品同様、殺戮シーンも少なくないですが、作者独特の乾いた感じの描写があまり残酷さを感じさせません。一般的な評価と違い、私は「絵が暗い」とは感じませんし、エウメネスの数奇な運命を描く上で、むしろ岩明氏の絵は奇妙にマッチしているように思います。
かつて『寄生獣』にハマった私には、エウメネスの数奇な運命がどうしても新一少年と重なります。新一にはミギーがいましたが、エウメネスはたった独り。エウメネスの運命や如何に?4巻の終わり(第38話)で、第1話の終わりに戻りますが、バルシネがいう「あの男」とは?他にも未だ謎の登場人物が多く、続きが早く読みたい!
【asahi.com の紹介記事】
http://www.asahi.com/column/aic/Fri/d_love/20041126.html
アルキメデスを題材とした『ヘウレーカ』(白泉社)は1巻だけだったので、物足らない感が強かったですが、この『ヒストリエ』は長編。単行本は現在4巻まで刊行されており、イッキ読みしてしまうおもしろさです(イッキ読みしないと、このマンガの面白さは分からないような気もします)。
私がこの作品を知ったのは、先月このブログを介してVol.1とVol.2を購入してくれた方がいたから。一体どんなマンガ?と思って調べたところ、かなり面白そうだったので、いわゆる「オトナ買い」した次第です。主人公エウメネスが実在の人物と知って、二度ビックリ。アレクサンドロス大王に書記官として仕えた人物らしいです。他の岩明作品同様、殺戮シーンも少なくないですが、作者独特の乾いた感じの描写があまり残酷さを感じさせません。一般的な評価と違い、私は「絵が暗い」とは感じませんし、エウメネスの数奇な運命を描く上で、むしろ岩明氏の絵は奇妙にマッチしているように思います。
かつて『寄生獣』にハマった私には、エウメネスの数奇な運命がどうしても新一少年と重なります。新一にはミギーがいましたが、エウメネスはたった独り。エウメネスの運命や如何に?4巻の終わり(第38話)で、第1話の終わりに戻りますが、バルシネがいう「あの男」とは?他にも未だ謎の登場人物が多く、続きが早く読みたい!
【asahi.com の紹介記事】
http://www.asahi.com/column/aic/Fri/d_love/20041126.html
こんにちは。いつも拝見させていただいております。
「ヘウレーカ」に「ヒストリエ」はいいですね。昨年度は生徒に薦めてみたりしました。「傭兵ピエール」(全4巻)なんかも好評でした。
あと、今日(9日)には長谷川哲也「ナポレオン 獅子の時代」の第9巻が出ます(東京以外だと数日遅れますが)。絵が非常に濃いので、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、フランス革命についても描かれていて、面白い作品です。
by MagiBlog! (2008-04-09 12:25)
「傭兵ピエール」はまだ未読ですが、「獅子の時代」は7巻まで買いまし。楽天ポイントをコツコツ貯めて、「アルカサル」と交互に月に1冊というペースで買ってます〈笑〉。絵がイイですよね。「北斗の拳」みたいで。登場人物の多くが馴染み深い人物なので、面白く読める点もいいです。戦術の描写がリアルで、これまた面白い!7巻現在でまだイタリア遠征ですから、先は長い.....安彦良和(機動戦士ガンダム)の「ジャンヌ」も買っただけでまだ読んでませんが、期待してます。
by zep (2008-04-09 20:16)