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安彦良和『ジャンヌ』(日本放送出版協会) [マンガ]

 タイトルからジャンヌ=ダルクの活躍を描いた作品か、と思ってしまいますがそうではありません。時代はジャンヌの死から10年後。フランスでは国王シャルル7世と王太子ルイ(のちのルイ11世)との間に内戦が勃発。田舎町ヴォークールールの守衛官ボードリクールのもとにも、国王派であるリュッシモン大元帥より出陣の要請が来る。女でありながら男として育てられたエミールは、養父ボードリクールの代わりにシャルル7世の元へと参ずるが.....。というストーリー。ジャンヌ=ダルクはすでにこの世を去っていますが、スピリチュアルな存在としてたびたび登場し、主人公エミールを導いていきます。

 作者の安彦良和氏は、機動戦士ガンダムのイラストレーターとして有名。この作品は最初から最後までオールカラーで、絵自体もたいへん綺麗。佐藤賢一氏の作品などを読んでおくと、リュッシモン大元帥やジル=ド=レエアランソン公をはじめ、ラ=イール「オルレアンの私生児」、ラ=トレムイユなど、登場人物がかさなるので、よいかも。アーティスティックな歴史マンガ。


ジャンヌ

ジャンヌ

  • 作者: 大谷 暢順
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: コミック



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