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宋銭 [モノ教材(貨幣)]

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 上の2枚は紹興元寶で、南宋の高宗の時代(1131年 - 1162年)に鋳造されたもの。Yahoo!のオークションで、他の1枚(建炎通寶)との合計3枚で600円でした。紹興というと、紹興酒を思い出しますが、現在の浙江省にある紹興市は、紹興元年(1131年)にこの地域を治める府が置かれたために元号に因んで命名されました。以後、現在でも市名として残っており、この地域名産のお酒が紹興酒。世界史の授業では、南宋が金に臣下の礼をとることになったという紹興の和議(1141年)で有名。文学革命で知られる作家魯迅は、この紹興市の出身です。

 下の2枚は景徳元寶で、科挙の詩で知られる北宋の真宗の時代(1004年 - 1007年)に鋳造されたもの。Yahoo!のオークションで2枚150円でした。陶磁器の産地として有名な景徳鎮は、この元号にちなんで改名されました。
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