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辮髪(弁髪)つきチャイナ帽子 [モノ教材(その他)]

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 中国雑貨を販売してい老維新(ローイシン)という店で、1コ630円でした(送料は600円)[http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/rouishin.com/g/408008/index.shtml]。辮髪がついているのがイイですね。

 東京書籍の教科書『世界史B』には、「本部と藩部からなるこの清朝の大領域が、今日の『中国』という地域名称と重なり、また清朝の風俗や文化が、『中国人』のイメージのもととなった。」とありますが、この満州人の風俗である辮髪も中国人のイメージとなっているように思います。昔テレビや映画でみかけた中国の妖怪キョンシーも、このような帽子をかぶっていたような......辮髪は満州人のみならず、契丹など北方民族の多くに見られたスタイルのようです。キン肉マンに登場するキャラクター、ラーメンマンのスタイルといえば、40歳代前後の人にはわかるスタイルでしょう。熊本で知らない人はいない、味千ラーメンのキャラクターにみられる「双髷(そうきょく:「ストリートファオターⅡ」の春麗のヘアスタイル、フランス語でシニヨンともよばれる)とチャイナドレス」という中国人女性の一般的なイメージも、満州人の風俗です。チャイナドレスは「旗袍(きほう)」とよばれることからわかるとおり、八旗を構成する旗人の衣服が起源です。Wikipediaには、「日本手話の「中国」はチャイナドレスのデザインを体に描くことから生じている。この民族衣装がいかに印象的であるかを示すひとつの証拠とも言える。」という記述があります。

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MagiBlog!

久しぶりにコメントさせていただきます。ブログは最近まともに更新していません(苦笑)
この帽子、隣に座っている先生が持ってまして、弁髪の説明で使ってますね。

弁髪と言えば北方遊牧民ですが、一方で倭寇はチョンマゲですね。北虜南倭の説明では、北からは弁髪、南からはチョンマゲが明に襲いかかっているんだと、説明しています。

上田信「海と帝国」にある記述を利用していますが、髪型や服装と言うのは、本当に面白いですね。ヨーロッパ人もナポレオン戦争の頃とかは、男でも髪型はお下げだったりしましたし・・・。
by MagiBlog! (2008-11-11 22:53) 

zep

>北からは弁髪、南からはチョンマゲ 確かにそうですね。教科書やら資料集やらに載っている倭寇の絵には、確かに月代が見えます。確か「服飾の歴史」の問題は、山川の論述問題集にのってたような気がします。千葉大だったかな。
by zep (2008-11-15 21:11) 

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