昔の歴史の教科書 [モノ教材(その他)]
Yahoo!のオークションに昔の歴史の教科書がセットで出ていたので、買ってみました。全部で1800円。セットの内容は以下の通りです。
・八代國治著『新軆日本歴史』(冨山房) 大正12年1月27日訂正再版発行
・下村三四吉編纂『女學校用 本邦歴史 上級用』(目黒書店・成美堂合梓)
大正5年12月25日四版発行
・沼田賴輔篇『訂正 中等日本歴史 巻下』(明治書院)
明治39年2月17日十二版発行
・藤田明著『改訂 中等日本歴史 上巻』(寶文館)
明治45年1月15日訂正四版発行
・富士德治郎著『女子 日本史教科書 訂正下巻』(目黒書店)
大正5年8月20日訂正四版発行
・小川銀次郎編『女子 新定東洋史』(六盟館) 大正5年2月5日訂正発行
・箕作元八編纂・大類伸補訂『女子教育 西洋史教科書』(東京開成館)
大正11年1月14日訂正九版発行
・棚橋一郎『万国大年表』(三省堂) 明治34年5月20日九版発行
『万国大年表』以外は、文部省検定済教科書。『東洋史』は和綴じ本。女学校用の教科書には、「ナポレオン1世の母をレチチヤといふ。美にして賢なり。最も精力に富み、難局に当たりて屈せず....」など、良妻賢母のモデル的な人物が紹介されています。『西洋史』の始まりは、古代オリエントになっています。東洋史の多くは中国史ですが、インドについても記述があり、アクバルの墓石の写真なども載っています。西洋史・東洋史ともに、現在高校で使用されている世界史の教科書と比べて、解釈が全く異なるという点はなく、かなり高度な内容だと感じます。
一昨日から課外が始まりました。去年つくった「世界史虎の巻」ですが、この春卒業したKさんがたくさんの面白いアイディアを出してくれて、かなり内容も充実しました。つくった最初は、年号暗記だけでしたが、現在ではかなり役立つものになったと思います。内容の半分以上は、3月まで勤務していた学校の卒業生諸君が、後輩のために提供してくれたアイディアでつくったものなので、前の学校の生徒諸君にもぜひあげたいのですが....
去年熊高で先生の最後の授業を春休み(?)に受けた者です。
先生のおかげで世界史が好きになり今年も世界史を選択しました。
今年は先生がいなくなり、少し残念ですが・・・(他の先生に悪いですね)
ところで・・・「世界史虎の巻」・・・すごい分かりやすそうですね^^
中身が気になります^^
by K高校三年生 (2009-07-20 23:09)
「先生のおかげで世界史が好きになった」世界史の教師としてこれ以上の言葉はありません....春休みまで補講して、申し訳なかったです。
「世界史虎の巻」は、卒業生諸君がつくった語呂合わせや、「ここがポイントだった」というものが元ネタで、ベタなところでは、「張騫と班超」「都護府と節度使」「ヴェネツィアとフィレンツェ」「コンスタンツ公会議とトリエント公会議」など間違いやすい項目の区別などです。
熊高の卒業生諸君が、「後輩のため」ということで提供してくれたものなので、本当は熊高生の皆さんにも使って欲しいところです。北高に知り合いなどいれば、もらいにきてください。
by zep (2009-07-21 22:45)