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『マイケル・コリンズ』(ニール・ジョーダン監督、1996年、イギリス・アメリカ・アイルランド合作) [歴史映画]

 独特のゲリラ作戦によってイギリスの支配に抵抗した、アイルランド独立運動の指導者マイケル・コリンズを描いた作品。監督は『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のニール・ジョーダン、主人公マイケル・コリンズは『シンドラーのリスト』のリーアム・ニーソン(『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のクワイ=ガン・ジン、『キングダム・オブ・ヘブン』ではオーランド・ブルームの父イベリン卿で重厚な役を演じた)、マイケルと対立するエイモン・デ・ヴァレラはアラン・リックマン(ハリー・ポッター・シリーズのスネイプ先生~ダイ・ハード・シリーズの1作目ではビルを占拠したグループのリーダーだった)。また、デ・ヴァレラにマイケル来訪を告げる少年は、無名時代のジョナサン・リース=マイヤーズ。監督以下4人ともアイルランド系で、ジョナサンは舞台となったコークの出身です。

映画の概要(ストーリー、現実との相違点など)はWikipediaを参照


 教科書でには「アイルランドは、1922年、北部のアルスターをのぞいてアイルランド自由国として自治領となった。」とわずか1行半の記述ですが、このとき結ばれた英愛条約をめぐってシン・フェイン党とアイルランド共和軍(IRA)は分裂、アイルランドは事実上の内戦に突入しました。条約締結を推進したマイケルらに対し、完全独立を主張する反対派の中心は、かつての盟友デ・ヴァレラ。苦悩するマイケルは、内戦終結をめざしてデ・ヴァレラ派との話し合いに向かう途中、反対派の襲撃を受けて非業の死をとげてしまいます。享年31歳。

 豪華なキャストで重厚なストーリーを語る作品で、私は大傑作だと思います。シネイド・オコナー(彼女もアイリッシュ)が歌うトラッドもすばらしい。U2の「ブラディ・サンデー」や、シンプル・マインズの「ベルファスト・チャイルド」などが思い出されます。そういえば、ロックオン・ストラトスもアイルランド出身でしたね。

  
映画「マイケル・コリンズ」のダブリン歴史名所:http://www.inj.or.jp/seanachai/experience/06mcollins.html




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