ジェニファー・リー・キャレル『シェイクスピア・シークレット』(角川書店) [歴史関係の本(小説)]
400年前にシェイクスピアが書いたとされながら、いまだ未発見の戯曲『カーディニオー』をめぐるミステリー。
ミレーの「オフィーリア」のカバーにひかれて読んだ本ですが、スピード感あふれる現代サスペンスでした。
ストーリーその他はこちらにあり。
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200905-03/
「シェイクピアの戯曲を一つも読んだことがなくても十二分に楽しめる」(解説より)のは確かですが、16~17世紀のイングランド史に関する知識があれば、数倍楽しめると思います。
王朝で言えば、テューダー朝からステュアート朝時代。
(ロンドン出身の英語の先生によれば、正しい発音は「テューダー」ではなく「チューダー」だそう)
この作品には実在の人物が数多く登場するが、特にフランシス・チャイルド教授とニコラス・ヒリヤードの二人が同時に登場するというだけで、私にはかなりツボな作品。
英国トラッド・ロックの大御所フェアポート・コンヴェンションの名作アルバム『リージ&リーフ』の内ジャケットにチャイルド教授の写真が掲載されており、英国トラッド/フォーク系が好きな人にも名前が知られています。
ニコラス・ヒリヤードの作品を見たことがあれば、この作品のイメージがより明確になるような気がします。私はこの本を読んで、同朋舎『週刊グレート・アーティスト』のヒヤード特集(58巻)を見返したくなりました。
ミレーの「オフィーリア」のカバーにひかれて読んだ本ですが、スピード感あふれる現代サスペンスでした。
ストーリーその他はこちらにあり。
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200905-03/
「シェイクピアの戯曲を一つも読んだことがなくても十二分に楽しめる」(解説より)のは確かですが、16~17世紀のイングランド史に関する知識があれば、数倍楽しめると思います。
王朝で言えば、テューダー朝からステュアート朝時代。
(ロンドン出身の英語の先生によれば、正しい発音は「テューダー」ではなく「チューダー」だそう)
この作品には実在の人物が数多く登場するが、特にフランシス・チャイルド教授とニコラス・ヒリヤードの二人が同時に登場するというだけで、私にはかなりツボな作品。
英国トラッド・ロックの大御所フェアポート・コンヴェンションの名作アルバム『リージ&リーフ』の内ジャケットにチャイルド教授の写真が掲載されており、英国トラッド/フォーク系が好きな人にも名前が知られています。
ニコラス・ヒリヤードの作品を見たことがあれば、この作品のイメージがより明確になるような気がします。私はこの本を読んで、同朋舎『週刊グレート・アーティスト』のヒヤード特集(58巻)を見返したくなりました。
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