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チベット仏教のガウ [コレクター道①神仏像]

 チベット仏教には「ガウ」と呼ばれる携帯型の仏具がある。 仏像やお守りを入れて持ち運ぶケースだが、ペンダントトップのロケットタイプや大きめの祭壇タイプなどがある。
ガウに収める仏像を「ツァツァ(擦擦)」=「(仏様の)複製」と呼ぶが、多くは粘土を焼いて作った塼仏(せんぶつ)である。

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 このガウは祭壇タイプで、ガウは首に提げることが多いらしいが、このサイズだと邪魔になりそう。中の仏像の大きさは約3㌢。緑青が出ているので、ケースは銅製だと思われる。布製ケースのつくりもしっかりしており、かなり頑丈なつくりである。常に持ち歩くには、これ位の丈夫さが必要なのだろう。
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木彫りの釈迦座像 [コレクター道①神仏像]

 大学生の頃は、当時住んでいた黒髪のアパートから街中まで歩いて行ってた。新市街で映画→上通のレコード屋「WOODPECKER」「Oh!」→コーヒーショップ「BAUHAUS」で一服→舒文堂河島書店というのが基本のコース。30年くらい前だと、オールナイトの映画館は丑三つ時になると受付も無人になって出入り自由な感じで、そのまま映画館で夜明かしも出来たし、今は亡き交通センターには「センターシネマ」という地下の映画館があって、『薔薇の名前』だのケン・ラッセルの『ゴシック』だのカルトな映画がかかっていた。『ゴシック』はよほど入りが悪かったのか、しばらくして『薔薇の名前』と二本立て興行になり、バラで観ていた私は内心舌打ちしながら、「観なきゃ損だろ」と思ってまた観に行ったものである。店名は忘れたが、河島書店よりアーケード寄りの古本屋のおじさん(ちょっと体が不自由だった)はとても優しくて、いつも割引してくれた。廃業してずいぶん経つ。

 熊本市上通の並木坂では、かつて大型連休中に骨董市が開かれていた。古美術というよりも古民具やガラクタに近いモノが多く「蚤の市」という雰囲気で、毎年楽しみしていたものである。

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 この釈迦座像は並木坂の骨董市で買ったモノで、4千円を3200円に値切って買ったと記憶している。高さ約24㌢。


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 洗練されていない荒い雰囲気は一刀彫だと思われるが、柔和な表情である。所々に残る金箔が、よい風合いとなっている。写真ではフラッシュの加減で金箔がかなり残っているように見えるものの、光背にかなり残っているが、本体に残っているのは極わずかである。


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女神カーリーの像(マハカーリー Mahakali) [コレクター道①神仏像]

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 教材用にヒンドゥー教のシヴァ神像を探していて、偶然目にした女神カーリーの像。高さ約26センチ。集めた神仏像の中で、最も気に入っている。
 カーリーは、シヴァの妻パールヴァティーの別の姿。パールヴァティーは優しく柔和な姿だが、カーリーは恐ろしく凶暴な姿をとる。血を好む闘いの神であり、戦う際は極めて凶暴になる。舌を出した姿で描かれるのは、彼女が血を求めているからであり、通常は夫であるシヴァを踏みつけた姿で描かれる。

 カーリーには、ダクシナカーリー(Daksinakali「南向きのカーリー」)など様々なヴァージョンがあるが、これは「マハカーリー(Mahakali)」(「偉大なるカーリー」)とよばれる形態で、10個の顔、10本の腕、10本の足を持っている。首には切り取った生首でつくった「kapala」と呼ばれるネックレスが見えるが、「kapala」はドクロ杯を意味し、本来は頭蓋骨である。
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