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軍事郵便(日露戦争) [コレクター道⑤古いポストカード]

 郵便コレクターで「エンタイア」という用語は、「配達された郵便物で切手や消印が残っているアイテム」を意味し、当時の資料としてなかなか興味深い。日本の古いポストカードのエンタイアで、軍事郵便は意外と多い。軍事郵便とは、戦地に赴いた兵士・軍属と祖国に残った家族がやりとりした手紙類で、家族からは所属部隊名と名前だけで届くという制度である。基本的に国内と同じ料金である。

軍事郵便について https://wararchive.yahoo.co.jp/gunjiyubin/

 日本国内から国外の兵士宛に出された手紙の場合、先の大戦は戦況の厳しさ故にあまり残っておらず、むしろ日露戦争時のアイテムをよく見かける。兵士のほとんどが男性だったゆえか、女性をデザインした絵葉書が多いようだ。中でも珍品は、明治の水着女性と看護師の女性の絵葉書。今も昔も、男性の憧れは同じのよう。

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女性看護師の写真を使ったポストカード。おそらく手彩色だろう。コメントに「無事のお顔が早くみたい」「当地気候不順」など。日付は明治38年7月と10月。

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左は珍しい水着姿の女性。

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上の2枚の宛名書き。赤で囲った部分、「山」の下に「々」??と思ったら「出」で「出征」。この頃の軍事郵便には、「出」を「山」の字を重ねた字体が多い。日露戦争時の軍事郵便は、戦地から出す場合は無料で、日本から出す場合は切手が必要だったようだ。


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アンティークなポストカード [コレクター道⑤古いポストカード]

 「100年前のモノ」というと高価なアンティークが思い浮かぶが、私が集めているのは絵ハガキ。当時書かれた内容がそのまま残っているものが好きで、ebayやヤフオクで良いモノがあれば時々購入している。値段は1枚100円~高くても1000円程度なので、値段的にも手頃である。同僚の結婚式の引き出物(カタログギフト)が入ったアルバムがちょうど収納に良かった。

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 当時の人は本当に綺麗な字を書く。書いてある内容が分かれば、なお楽しいんだろうけど。達筆すぎて分からない。消印を見るのも楽しい。「1914」「1917」「1919」といった大きな事件が起こった年の消印を見つけると嬉しくなる。

 
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