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マルティン・ルターの0ユーロ [モノ教材(貨幣)]

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 eBayで見つけたマルティン・ルターの0ユーロ。ドイツの宗教研究団体gott.netが宗教改革500周年を記念して発行した紙幣。何も買えないが、欧州中央銀行からの認可を得たホンモノの紙幣で、偽造防止のホログラムもはいっている。表にはルターの肖像と彼の言葉、裏はエッフェル塔、コロッセウム、小便小僧、サグラダ・ファミリアなどヨーロッパ各地の名所旧跡と、右側にはモナ・リザの顔がデザインされている。左側の二つの建築物は何だろう?2枚で9ユーロ。送料が2.8ユーロで、計11.8ユーロ(日本円で1652円)。
 
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「豹の檻」~リチャード1世の10ユーロ [モノ教材(貨幣)]

浦沢直樹&勝鹿北星による名作『MASTERキートン』第8巻掲載のエピソード。




「ドナウ川近くの動物園では、ライオンがヒョウの檻に入り、出られなくなっている」....1990年の秋、BBCを介して繰り返される奇妙なニュース。このニュースのことを聞いたキートンは「英国王室になにか事件が起こっているのでは」と予言する。果たしてキートンの元には、イラクで行方不明になった王族の救出ミッションが依頼された。行方不明になっているのは、キートンの大学時代の友人ノーフォーク公リチャード。リチャードを救うため、キートンはサダム・フセイン独裁下の軍事国家イラクに潜入する。




 キートンが暗号の内容を理解したのは、リチャード1世獅子心王にまつわるエピソードを知っていたからです。

第3回十字軍の後の1192年、弟ジョンに謀反のたくらみ有りとの知らせを受けたリチャードは帰国の途につきましたが、ヴェネツィア沖で嵐におそわれてトリエステまで流され、やむなくドイツ~オーストリアの陸路をとることにします。ところがウィーン付近で正体が露見したためオーストリア公レオポルド5世の部下に捕らえられてしまいました。リチャード1世がアッコンに一番乗りをしたオーストリア公レオポルドの旗に侮辱を加えたというのが背景にはあるようです。リチャードが幽閉されたのが、ウィーン近郊のデュルンシュタイン城。キートンはこのエピソードをもとに、暗号を解いたというわけ。


 その後リチャードは神聖ローマ皇帝ハインリヒ6世に身柄を引き渡され、リチャードは15万マルクの身代金を要求されました。その3分の1を前払いすることで釈放されることになりましたが、十字軍の遠征費用を含めて莫大な借金を抱えることになったリチャードは、借用書に使った玉璽が海難事故でなくなったため、玉璽を改訂するという口実を設けて借金をすべて踏み倒してしまいます。 この身代金をもとに設立されたのが、今日のウィーン造幣局です[http://www.austrianmint-jp.com/outline/outline_history.html]。

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オーストリアで2009年に発行されたリチャード1世の10ユーロです。ebayで20ドルでした。最初、ディーラーのミスで違う商品(同じく「オーストリアの物語と伝説シリーズ」のバジリスクの10ユーロ)が送ってきたので、送り返したところ、ブリスター入りの商品を送ってくれました(20ドルで買ったのはコインだけの商品でした。ちなみに返送料は190円。


拡大写真です。[http://www.taiseicoins.com/index.php/module/ShohinShosai/action/ShohinShosai/sno/6514/cskbn/000001/default_list/on/start/9]




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和同開珎と開元通宝 [モノ教材(貨幣)]

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 和同開珎のモデルは開元通宝なので、唐代の話をするときに両方をもっていって、大きさや字体など見比べされると面白いかも。開元通宝は「開元」という名称から「唐の玄宗時代に鋳造」と思われることが多いですが、これは誤り。最初は唐の高祖の時代に鋳造されたという記録があります。
 開元通宝は1枚数百円程度で入手できますし、和同開珎もレプリカなら数百円です。開元通宝は、洪武通宝・永楽通宝各5枚の15枚セットで900円、和同開珎は890円でした。


 紙幣を教材に使っている先生は多いと思いますが、増えてくると整理に困ります。私が重宝しているのが、「テージー紙幣アルバム」です。別売りで2枚用ポケットと3枚用ポケットがあるので1セットずつ買って増やすとちょうどよい厚さになります(これ以上増やすと、ポケットを増やすときにビスをねじ込むのが難しくなります)。

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 私は最初専門のコインショップで買ったのですが、2000円以上しました。Amazonでも2100円です。でも楽天にある「京都ベストビジネス」というショップでは、1,693 円。ポケットも1セット445円でした。楽天には1600円という店もありますが、京都ベストビジネスはアルバム・ポケット2セットの合計3点をメール便送料160円で送ってくれたので、一番安く買うことができました。






















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フランスの古銭 [モノ教材(貨幣)]

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 Yahoo!のオークションで、「フランス革命暦5年に発行されたコイン」ということで購入したのですが、本物でしょうか?
落札価格は810円でした。
 
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フランクリンの50セント [モノ教材(貨幣)]

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 ベンジャミン=フランクリンの50セント銀貨。フランクリンミント社のGreat Historic Silver Coins of the Worldの1枚。Yahoo!オークションで700円でした。100ドル紙幣はちょっと手が出ないので。
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ECU 試作コイン [モノ教材(貨幣)]

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 ユーロが導入される以前、EC~EUで使われていた共通通貨単位ECU(エキュ)の試作コインです。上はスペインで、デザインはカルロス1世(カール5世)、下はイギリスで、デザインはエドワード黒太子です。スペインは3000円、イギリスは2700円でした。
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中国聯合準備銀行が発行した紙幣 [モノ教材(貨幣)]

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 中国聯合準備銀行とは、日中戦争のとき中国に進出した日本軍が、1938年6月に設立した発券銀行。したがってこの銀行が発行した紙幣は、銀行券というよりも軍票といったほうが正しいかも。中国聯合準備銀行については、Wikipediaの記述が参考になります。
 写真の紙幣は、Yahoo!のオークションで1枚600~1000円と、結構高い値段でした。写真に写っている本は、『日偽政権旧紙幣図録』というタイトルで、中国聯合準備銀行や中央儲備銀行、満州中央銀行などが発行した紙幣を集めたカタログ。
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交通銀行発行の法幣(ジャンク船) [モノ教材(貨幣)]

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 蒋介石による幣制改革で法幣とされた紙幣を発行した四大銀行のうち、交通銀行が発行した紙幣です。Yahoo1オークションで510円でした(スタートは1円)。ほとんど未使用の美品でした。

 ジャンク船で思い出すのは、アヘン戦争時のジャンク船が火を噴いている絵。平成20年3月に実施された熊本県公立高校後期選抜で、この絵を使った問題が出題されており(これとそっくりな問題は数年前に熊本県内のある県立高校の前期選抜に出題されています)、帝国書院の『タペストリー』ではこの絵について「清とイギリスのどちらが優勢であるかに注目しよう」と、類似の記述があります。

 山川出版社の教科書『詳説』と『新世界史』のアヘン戦争の記述には、ともに「清はすぐれた兵器をもつイギリスに敗れた」という記述があります。これに着目した授業「民を怒る」(国土社発行の『世界史の授業100時間』に収録されています)は、清が敗れた理由について複数の教科書の記述を比較させるという、とてもおもしろいものです。

 中国側のジャンク船に比べてイギリスの蒸気船が有利だったのは、風や潮流に左右されずに大砲の照準を合わせることができたり、海上の障害物を撤去できたりしたから。(『ビジュアル版世界の歴史17 東アジアの近代』講談社、『世界の歴史25 アジアと欧米世界』中央公論新社)。またこの絵にでてくるネメシス号は鉄製の船です。鉄製の船の利点については、D.R.ヘッドリク著『帝国の手先』(日本経済評論社)に詳しいです。仮に大砲の性能が同じだったとしても、海戦では船の差でイギリスが有利だったというわけです。


 缶コーヒージョージアの「ポイントプログラム」でPSPが当たってました。これでPSPが当たったのは2度目ですが、1台目はほとんど使ってません。前々回で当たったムービーカメラは、すでに壊れてます。
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帝国の手先―ヨーロッパ膨張と技術

帝国の手先―ヨーロッパ膨張と技術

  • 作者: ダニエル・R. ヘッドリク
  • 出版社/メーカー: 日本経済評論社
  • 発売日: 1989/08
  • メディア: 単行本



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法幣 [モノ教材(貨幣)]

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 蒋介石が幣制改革で発行した紙幣(法幣)。Yahoo!のオークションで7枚1000円でした。1枚だけ交通銀行の発行で(上の写真中で赤い紙幣)、残りの6枚は中央銀行が発行したもの。以前紹介したもの中国銀行が発行したものなので、あとは農民銀行が発行したものが手に入ればなぁ、というところ。


 ところで、私の手元には「中央儲備銀行(THE CENTRAL RESERVE BANK OF CHINA)」なる銀行が中華民国29年(1940年)に発行した紙幣があります。
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 中央儲備銀行は親日の汪兆銘政権下で発券銀行として設立された銀行。つまり法幣に対抗して、日本側が発行した紙幣です。孫文の表情など、デザイン的には法幣にかなり似ていますが、価値はポンドなどとリンクした法幣のほうが上だったようです。Wikipediaによれば、こうした紙幣は現在の中国で「日偽政権銀行券」と分類され、蒐集の対象物になっているとのこと。

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宋銭 [モノ教材(貨幣)]

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 上の2枚は紹興元寶で、南宋の高宗の時代(1131年 - 1162年)に鋳造されたもの。Yahoo!のオークションで、他の1枚(建炎通寶)との合計3枚で600円でした。紹興というと、紹興酒を思い出しますが、現在の浙江省にある紹興市は、紹興元年(1131年)にこの地域を治める府が置かれたために元号に因んで命名されました。以後、現在でも市名として残っており、この地域名産のお酒が紹興酒。世界史の授業では、南宋が金に臣下の礼をとることになったという紹興の和議(1141年)で有名。文学革命で知られる作家魯迅は、この紹興市の出身です。

 下の2枚は景徳元寶で、科挙の詩で知られる北宋の真宗の時代(1004年 - 1007年)に鋳造されたもの。Yahoo!のオークションで2枚150円でした。陶磁器の産地として有名な景徳鎮は、この元号にちなんで改名されました。
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