中華ソヴィエト共和国の旗 [モノ教材(その他)]
中華ソヴィエト共和国の旗。2500円と高価でしたが、150cm×100cmとかなりデカい。鎌とハンマーのデザインが目をひきますが、長征中の遵義会議まではコミンテルンの後押しを受けたソ連留学組が中国共産党の主導権を握っていたからでしょう。
紅衛兵の腕章 [モノ教材(その他)]
紅衛兵がしていたという腕章3種類。一番上の腕章には「東方紅縦隊指揮部 上海市第一造反司令部第0006号」(0006の部分はスタンプ)、真ん中には「中国人民解放軍北京軍区警備司令部」とあります。真ん中のものには「糾査」とありますが、これは「憲兵」のことらしいです。
毛沢東語録 [モノ教材(その他)]
文革時代に発行された『毛沢東語録』。右は1966年に発行された(奥付の発行日付は12月1日)日本語版で、外文出版社によるもの。当時の値段は180円ですが、Yahoo!のオークションでは700円でした。
真ん中人民出版社から発行された『毛主席的五篇哲学著作』。小さく、ポケットにはいるサイズ。1970年11月の発行とありますが、かなり新しいので、復刻版かも。
そして左は、当時の紅衛兵が実際に使用していたもので、「貴州省新興義師範学校革命委員会」の押印と、1968年10月29日の日付が書き込んであります。貴州省人民解放軍政治部が1968年6月に発行したもの。
マトリョーシカ [モノ教材(その他)]
ソ連~ロシアの指導者をモデルにしたマトリョーシカ。Yahoo!のオークションで2700円でした。これは5個組ですが、フルシチョフやピョートル大帝、エカチェリーナ2世などを含めた10個組もあるようです。一番外側の大きな人形がレーニンになっているのがいいと思います。
景徳鎮モノ [モノ教材(その他)]
エビスビールの景徳鎮製タンブラー。2コで500円
続いて景徳鎮製毛沢東バッジ。もちろん陶器製。1980円。Wikipediaによると、文化大革命の折には陶磁器が「旧文化」であるとされ、紅衛兵による被害を蒙ったらしい。
バッジの裏側。
綿花 [モノ教材(その他)]
近所の園芸店で購入した綿花。280円でした。花が咲くのは今から(6月から11月くらい)ということで、南北戦争や産業革命の授業は終わってしましましたが、インドと中国を結ぶ三角貿易で使いたいと思います。はたしてどれくらいの期間で、花からワタになるのでしょうか?
学校に持って行って直後、今朝7時30分頃です。社会科準備室の窓際。
3時間目ころ。社会科準備室前の廊下。
征露丸 [モノ教材(その他)]
「ラッパのマーク」でおなじみの、大幸薬品の正露丸。これはもともと「征露丸」という漢字が使われ、文字通り日露戦争時に日本軍の兵士が戦地へ携行した薬です。
Yahoo!のオークションで、2000円で落札したセイロ丸のブリキ缶。フタの文字は「征露丸」となっています。 『マッカーサーと正露丸』(芸文社)という本には、『軍医の観たる日露戦争』という本からの引用があり、それによると兵士が携行した正露丸は「丸い鉄製の容器に入っていて、蓋を回すと丸薬が孔からころりと一粒だけ出るようになっている。蓋の表に打ち出しで、征露丸と書き、その下に「毎食後必ず一粒宛服用すべし」と注意書きが顕れている。」ということです。まさにこのブリキ缶そのまま(しかし、以下に紹介する東京都家庭薬協同工業組合の「伝統薬ロングセラー物語」に掲載されている写真とは、「征」の字の「彳」のデザインが若干異なります)。まだ中身も若干残ってますが、今の黒っぽい正露丸とは大きさも色もまったく違います。日露戦争の授業で正露丸を使うという話は、 「日清・日露戦争で近代日本の選択を問う」(中学校の授業、『子どもとつくる近現代史』、日本書籍に収録)にあります。
伝統薬ロングセラー物語(東京都家庭薬協同工業組合のホームページより)
[http://www.tokakyo.or.jp/dentoyaku/seirogan/index.html]
マッカーサーと征露丸―ニッポン伝統薬ものがたり (町田忍コレクション)
- 作者: 町田 忍
- 出版社/メーカー: 芸文社
- 発売日: 1997/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
イスラームのカレンダー [モノ教材(その他)]
イスラーム暦(ヒジュラ暦)は1年が354日からなり、西暦よりも1年が11日短いため、33年たつと1年の違いが生じます。また季節も年によってズレが生じ、新年が夏になったり冬になったりもします。こうしたことが起こるのは、イスラーム暦が月の満ち欠けにもとづく純然たる太陰暦であることに由来します。1年12ヵ月の奇数月が30日、偶数月が29日。月の実際の満ち欠けは29.53日で一巡するので、1ヶ月に0.03日の狂いが生じ、3年もたつと1日以上のズレが生じる、というワケです。そのため30年間に11回の閏年を設け、年末に1日を加えて1年355日となっています。
イスラーム圏で使用されているカレンダーです。これはインドネシア製。「イチャの店」[http://alianisa.hp.infoseek.co.jp/shop.htm]というインドネシア在住の日本の方か運営しているネットショップで購入しました。送料込みで1600円。日本円で、ゆうちょ銀行への振り込みですから、ATMを使うと手数料が無料になります。
暦の部分の拡大です。西暦2008年は、イスラーム暦で1428~1429年にあたります。西暦2008年1月10日が、イスラーム暦1429年の1月1日にあたります。このカレンダーは基本が西暦。西暦の日にちの右下に、アラビア語数字でイスラーム暦での日にちが印刷されています。曜日がアラビア語でも書かれていて、興味深いです。
イスラーム暦に換算するサイト [http://koyomi.vis.ne.jp/directjp.cgi?http://koyomi.vis.ne.jp/sub/islamic.htm]
海底古木 [モノ教材(その他)]
答えは、「縄文時代の木」です。新潟県出雲崎町(黒人演歌歌手ジェロのデビュー曲「海雪」の歌詞に出てくる場所です)の沖合で採取されたモノ。授業に使うということで、公的機関よりいただきました。
【毎日新聞が配信した記事(2007月23日3時3分配信)】
中越沖地震の震源地に近い新潟県出雲崎町沖の海底に、大量の古木が堆積(たいせき)していることが分かった。地震の液状化現象で、地中に埋まっていた古木が浮き上がった可能性があるという。網に絡まり漁業に支障があることから、地元漁協が実態調査を進めている。
出雲崎漁協(坂下甚十郎組合長)によると、古木が見つかったのは19日未明。出雲崎漁港から数キロ沖合でタイ漁をしていた漁船が、水深約70~100メートルの海底から網を引き揚げたところ、直径30~50センチの古木がいくつも絡まっていた。古木の多くは角が取れた楕円(だえん)形で、長さ1メートル以上の棒状のものもあった。既に100個以上引き揚げられている。坂下組合長は「50年漁をやっているが初めて。タイが取れずに困っている」と話している。
県水産課によると、同様の古木は長岡市寺泊地区でも確認されている。小長井一男・東京大学生産技術研究所教授(地震工学)は「詳しい状況は分からないが、アメリカ・ロマプリエタ地震(89年10月)でも海底の液状化が確認されており、液状化現象で浮き上がった可能性がある」と話している。
【海底古木の概要】
新潟県のホームページ [http://www.pref.niigata.lg.jp/suisan/0710koboku.html] より
・柏崎から出雲崎沖にかけての水深70~100mの海域に分布しています。
・大きさは小型のもので10cm四方、大型のものでは40×100cm程度。
・引き揚げ当初は海水を吸って柔らかく、丸い状態ですが、乾燥するともろく、
わずかな衝撃で崩れやすくなります。
・山形大学、産業技術総合研究所等の年代測定によると、約3100~
6500年前のもので、縄文時代の中期から後期にあたります。
年代測定にあたった、株式会社 数理設計研究所のウェブサイト
http://www.madlabo.com/mad/research/20070824_Izumozaki/
調査した新潟大学の報告
http://geo.sc.niigata-u.ac.jp/~070716/rep07/nkt1025.pdf
http://geo.sc.niigata-u.ac.jp/~070716/rep07/tat0808.pdf
(公民科K先生撮影)
打製石器と黒曜石 [モノ教材(その他)]
向かって左側の一群は、100個3000円で買った黒曜石の石鏃(一部)。左上のハコに入ったモノは、Amazonで買った同じく黒曜石の石鏃。 「あなたも!鉱物博士シリーズ 矢じり」(富士コスモサイエンス)という商品で、420円でした。その下の色が違う石器は、「モロッコのサハラ砂漠で出土した打製石器」という触れ込みで、Yahoo!のオークションで購入したモノ。真贋は不明ですが、まぁ1000円ですから(笑)。精鋭の一種の石英の一種のフリント製です。向かって右下の3つの小片は、Yahoo!のオークションで購入した、長野県伊那谷産だという黒曜石の原石。190円。
黒曜石は組成を調べると原産地が分かるそうで、石器時代の人々は黒曜石を求めてかなり遠方まででかけていたようです。現在でも医学手術に使われることもあるとのこと。打製石器と磨製石器を比べると、切れ味という点では差製石器の方が打製石器の方が上ですが、耐久性という点では、表面の凹凸が少ない磨製石器に軍配が上がります。
黒曜石については、下のサイトの「黒曜石資料室」というページが参考になります。
[http://www16.ocn.ne.jp/~srtk-gp/index.htm]