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外国ルーツの子どもたち支援研修会 [たんなる日記]

夏休みに参加した「共生の教育」研究会(熊本県人権教育研究協議会主催)以来、外国ルーツの子どもたちが置かれている現状に関心を持っている。ということで、本日は外国ルーツの子どもたちへの支援に関わる研修会(外国ルーツの子どもたち支援連絡協議会主催)に参加してきた。
 予想はしていたが、彼彼女らが置かれている状況は極めて厳しい(家庭でも学校でも)。このことは、外国ルーツの子どもたちにとって不幸であるのは勿論だが、迎える側である日本の児童生徒にとっても不幸であるような気がする。クラスに外国ルーツの子どもたちが存在することを、プラスに働かせる方法はないものかと感じた。


まんが クラスメイトは外国人 入門編 -はじめて学ぶ多文化共生-

まんが クラスメイトは外国人 入門編 -はじめて学ぶ多文化共生-

  • 作者: みなみ ななみ
  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2013/05/28
  • メディア: 単行本



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『IN OUR TIME』 [たんなる日記]

 昨日の終戦記念日、予備校で世界史を教えておられる先生のTwitterで、興味深いツィートがあった。

「なぜ戦争の悲惨さを語らない?戦地では血しぶきが飛び、人間の肉が散乱する。その悲惨さから議論を始めないと道を誤るとは思わないか?」
これは河合塾世界史・青木裕司先生の言。

「戦争は外交の延長だからこそ、戦地の『悲惨さ』を訴えても戦争の抑止にはならない。政治を語ること、それに尽きる。戦地を語るな、戦争を語れ。」
これは駿台世界史・茂木誠先生の言。

 その後、他の先生も交えて少し話題にしたのだけれど、戦地の悲惨さを語ることも、戦争に至るまでの外交(政治)を語ることも、どちらも必要ではないかというところで落ち着いた。戦争に突入した場合、戦地に赴くのは政治家ではなく多くの場合は一般の国民なのだから、政治の失敗のツケを払うのは一人一人の国民である(別に戦争に限った話ではないが)。政治という国家レベルの話を、戦場での悲惨な体験という個人レベルの話と結びつけることは、世界史の授業では必要なことだろうと思う。この点でも小川先生が言う「糊とハサミ」は重要なことだ(ただし、出来上がりが良くないと、生徒には伝わらない)。

 『LIFE AT WAR』という写真集がある。スペイン内戦から第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、そしてアルジェリア戦争など局地戦争までの戦場で撮影され、雑誌『LIFE』に掲載された作品を集めたものだ。悲惨な戦場の写真もさることながら、戦争に巻き込まれてしまった一般市民の写真もまたインパクトが大きい。なかでも、ロナルド・L・ヘーバール(現在は「ハーバール」表記が多い)が撮影したソンミ村の虐殺(ミライの虐殺)時の写真は、見るたびに胸が締め付けられる。説明にはこう書いてある。「私は”待て!”と叫んでシャッターを押した。その場を離れた私の耳にM16銃の銃声が聞こえた。倒れる姿がちらと見えたが、私は振り向かなかった」。該当写真は、Wikipediaの「ソンミ村虐殺事件」の項目に掲載されている。
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 ベトナム戦争は、数多くの記録が残されており、沢田教一をはじめ多くの日本人カメラマンも膨大な記録写真を撮っている。こうした写真を見ていると、石川文洋『ベトナム最前線 カメラ・ルポ 戦争と兵士と民衆』(読売新聞社)の序文に書いてあることが事実であるならば、このような人間が知覧特攻基地を舞台にした映画を作るなど、命の冒涜に等しいとすら思えてくる。ロバート・キャパらが結成した写真家集団マグナムには、『IN OUR TIME(我らの時代)』という作品集があるが、自分が生きているこの時代は、なんという時代なのだろう.....という思いにとらわれてしまう。

 もう一つ話題となったのが、「戦場の悲惨さ」に人間は適応するのか、という点。少しズレるが、どこまで残酷になれるかという点ともつながるかもしれない。ソンミ村で虐殺を行った米兵たちは、自分の家では「普通の人」であっただろうに、なぜあのように残酷なことができたのだろうか。一つの答えとして「ミルグラム効果」をあげることができるだろう。アメリカの心理学者スタンリー・ミルグラムによる実験(ミルグラム実験、アイヒマン実験)によって示された心理状態である。数十年前に『知ってるつもり?!』というテレビ番組でアドルフ・アイヒマン(ナチス・ドイツにおけるホロコーストの指導者の一人)の特集があった際、この実験を記録したフィルムが放送されたが、悲鳴を耳にした被験者が笑っているのが印象的であった。



In our time―写真集マグナムの40年

In our time―写真集マグナムの40年

  • 作者: William Manchester
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1990/10
  • メディア: 大型本



服従の心理 (河出文庫)

服従の心理 (河出文庫)

  • 作者: スタンレー ミルグラム
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2012/01/07
  • メディア: 文庫



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68回目の終戦記念日 [たんなる日記]

 今日は終戦記念日。いまから68年前の1945年(昭和20年)8月15日、昭和天皇による玉音放送が流れ、当時の国民が日本の降伏を知ったのである。ポツダム宣言の受諾決定と連合国への通知は前日の8月14日であり、ミズーリ号における降伏文書の調印は9月2日である。にもかかわらず、8月15日が終戦記念日となっているのは、それだけ玉音放送のインパクトが強かったのだろう。
 正午の黙祷を終え、菊池市の夢美術館に行ってきた。新たに発見された菊池(花房)飛行場の写真が展示されている。東側の正門の写真は、付近の建造物の構造がよくわかり、大変興味深い。私が住んでいる西側の正門の写真も見つかると興味深いのだけど。
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 一昨日、鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館を再訪した。前回(6年前)は家族で訪れたのだが、今回はサッカー部の合宿の帰りで生徒と一緒。
 展示されている特攻隊員の方々の遺書を読むと、胸がつまる思いだ。皆さん達筆で字が上手く、文章もしっかりしている。今の普通の高校生が書けるような文章ではない。なかでも私がいちばん印象に残っているのが、橋正豊次少尉(石川県出身)の遺書。姉とおそらく義姉にあてた遺書は、優しさと感謝に満ちた文章。写真で見る橋正少尉の顔は、端正で凛々しいものであった。
 記念館で『新編 知覧特別攻撃隊』という小冊子を購入したが、表紙と本文には、子犬を抱いた隊員の写真が掲載されている。彼らのその後を知っているだけに、写真の笑顔は余計に私の胸を打つ。
 知覧から出撃して若い命を散らした隊員439名のうち、当時日本の植民地であった朝鮮半島出身の方々が11名おられる。名簿を見ると、いずれも当時は日本名を名乗っておられたようだ。記念館には、朝鮮半島出身の特攻隊員に対する慰霊碑も建立されている。『新編 知覧特別攻撃隊』に収録されている「特攻の母」島濱トメさんの手記には、出撃前日の韓国出身の隊員とともにアリランを歌ったこと出てくるが、目を帽子のひさしで隠していたという彼は、何を思って歌っていたのだろう。
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 熊本からは直接沖縄へ出撃した特攻隊として、健軍飛行場(現在の県立大と日赤病院の前の道は、もと健軍飛行場の滑走路であり、付近には掩体壕も残存している)から出撃した義烈空挺隊はよく知られているが、同館の資料によれば私が現在住んでいる菊池の花房飛行場からも1機が直接沖縄へ出撃している。花房飛行場は中継基地だと思っていたので、驚きであった。
 特攻隊員として出撃していった方々は、家族をはじめ愛する人を、そして国を護りたいという思いであったことが遺書を読むと伝わってくる。彼らは家族を、国を、その後の日本人に託していったのだろう。今日の日本は、彼らをはじめ、戦闘員・非戦闘員をとわず戦争で命を失った方々の犠牲の上に成り立っているのは間違いない。こうした悲劇を繰り返してはいけないという思いで、平和憲法はできあがったはずだ。現在の日本国憲法を変えるということは、戦争で亡くなった方々の、尊い犠牲を無駄にすることであるように感じられる。

   知覧特攻平和記念会館  http://www.chiran-tokkou.jp/index.html

 現行憲法を「アメリカによる押しつけ」と批判する人は多い。しかし、「外国から押しつけられた憲法を日本は受け入れた」との主張は、終戦直後の日本が「戦勝国の要求を唯々諾々と飲まざるを得ない惨めな敗者」であったという先入観にとらわれているように思える。ジョン・ダワーの『敗北を抱きしめて』(岩波書店)を読むと、終戦直後の日本人が持っていた柔らかな強さが伝わってくる。敗北という現実を直視して「抱きしめる」ことで、占領軍による社会改革に積極的に対応していったというプロセス。その原動力となったのは、戦争に対する嫌悪感に裏打ちされた新しい国づくりという希望だったのだろう。だからこそ、戦後の日本は奇跡の復興を成し遂げることができたのではないか。わずか7歳の子どもですら、両親と妹を失いながらも、肉親の遺骨を抱えて満州からたった一人で日本に帰ってきたのである(『敗北を抱きしめて』上巻48~49㌻)。

 戦争とそれに続く混乱の中で、尊い命を落とされた方々のご冥福を、心から祈るばかりである。 


新編 知覧特別攻撃隊

新編 知覧特別攻撃隊

  • 作者: 高岡修
  • 出版社/メーカー: ジャプラン/発売 亥辰舎
  • 発売日: 2010/03/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人

敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人

  • 作者: ジョン ダワー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2004/01/30
  • メディア: 単行本



敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人

敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人

  • 作者: ジョン ダワー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2004/01/30
  • メディア: 単行本



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飯間浩明『辞書を編む』((光文社新書) [たんなる日記]

 世界史関係の本ではないけれども、実に面白い本であったので紹介。

 昔ウチにもあった『三省堂国語辞典』、少し小さめサイズで赤っぽい辞典。その第6版から改訂作業に携わる著者が、辞書つくりの実際を様々なエピソードを交えて紹介した本。実際の辞書作りにおけるプロセス通りに構成されているため、まるで小説を読んでいるような感覚で、実にスリリング。

 日本史のセンター試験作成に関わった方が書いた、問題作成時のエピソードを綴った文章を読んだことがあるが、実に興味深かった。その道のプロが自分の仕事について、それも表にはあまり出てこない話を聞かせてくれるのは実に興味深いものだ。

 ことばの「用例採取」における行動、そして「語釈」づくりにおける思考。オビに三浦しをんさんが「探偵小説を読んでいるみたい」と書いているが、行動と思考の二つがともに必要という点、まさに事件解決に挑む探偵というところ。

 この本には、スタッフで食事をともにする場面が何度が出てくる。食事というのは生身の人間を感じさせてくれるものだが、その場面がしっかり辞書作りに関わるエピソードになっている点にも惹かれる。そういえば、前述のセンター試験問題作成の文章でも、食事に関わる記述が妙に頭に残っている。

 古典の文章には、現在使われている意味や用法とはずいぶんと違った言葉がある。「日本語の乱れ」という言葉を時々目にするが、乱れというよりも変化ということかなと思うようになった。



辞書を編む (光文社新書)

辞書を編む (光文社新書)

  • 作者: 飯間 浩明
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2013/04/17
  • メディア: 新書



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富の原西区・慰霊の日 [たんなる日記]

 今から68年前の昭和20年5月13日、私が現在住んでいる場所はアメリカ軍の艦載機グラマンの攻撃を受けた。当時この地には、旧陸軍の菊池通信教育隊の施設があった。アメリカ軍はこの施設と隣接する飛行場を標的にしたのである。

 この攻撃によって、陸軍特別幹部候補生陸軍少年飛行兵の方々38名が犠牲となったという。今日はその慰霊祭が、地元の公民館で行われた。当時九死に一生を得たお二人が、慰霊の言葉を述べられたが、「反撃しようにも銃には弾丸の一発もはいっていなかった」「攻撃の成果を確認しようと低空で地上を見ている米兵に何もできず、畜生としか言えなかった」「遺体すら残らなかった犠牲者に、指導教官は、せめて遺品の一つを家族に届けたいと必死で探しまわっていた」等、時折声を震わせながら述べられる言葉に、聴いている私も思わず涙を禁じ得なかった。

 昭和20年5月13日といえば、終戦のわずか3カ月前である。このような時期に15~18歳の、今なら高校生の若者が命を落とすとは、まったく理不尽なことだと思う。夜は慰霊の竹灯籠が灯された。68年前、今私が住んでいる場所で亡くなった方々のご冥福を、心から祈るばかりである。


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新学期の準備 [たんなる日記]

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久しぶりに担任をすることになった。
今の学校に赴任してからは初めての担任だし、前の学校からカウントすると通算で7年ぶりの担任である。
久しぶりの担任にワクワクドキドキ.....と言いたいところだが、
なにしろ担任業務から遠ざかって久しい。
準備しなければならないことが次から次に浮かんでくる。
とりあえず教室の机と椅子をチェックに行ったところ、
他の先生方やラグビー部の生徒たちが手伝ってくれて、サッサと整備してくれた。
あと席順表つくったり、書類・ゴム印・靴箱のチェックやら当面の掃除の割り当てなどもしなくては。
それに学級日誌。
私は学級日誌に大学ノートを使っている。
紐綴じは穴の部分が破れて、バラバラになるから。
なくならないようにA4サイズのノートを使うようにしている。
書いた人と日付と時間割は最低書いてくれれば、あとはご自由に、という感じで。

手元にある昔の学級日誌を見ていたら、何かヘンだ。
日付がたびたび、それもかなりの日数飛んでるし、私のコメントもない。
それに、私が担任した2年10室の日誌のはずが、
「センターまであと10カ月」とか「○○ちゃん&△△くん、合格おめでとう」とか、
3年生の話題ばかり、授業も3年生で実施される科目や、理系と文系が混じってる。

????
あるページを読んで思い出した。

これは元2年10室の生徒たちが、3年生になっても回していた日誌だ。
卒業式の時、生徒がプレゼントしてくれた日誌である。
最後が2月27日で終わってる。卒業式の2日前。
これを書いたのは誰だろう。署名がない。
元3年2室で東京に行った卒業生.....

このクラスを担任していたとき、妻が大病を患った。
冬休み前の終業式では、平癒祈願にクラス全員で折ったという千羽鶴を贈ってくれた。
妻の病室に贈られた折り鶴を掲げていたら、
看護師さんが「先生が入院して生徒さんたちが千羽鶴を折ったということはよくありますが、先生本人じゃなく奥さんが入院して贈ったなんて初めてです。すばらしい生徒さんたちですね。」とおっしゃってくれた。
まったくその通りだ、と今でも思う。

50歳近くになり、体力と気力の衰えを感じるのは事実。
担任業務をしっかり務めることができるのだろうか?と不安がよぎる。
しかし、退任式の時に話したように、
不安なときや、きつくてサボりたいとか思ったときは、
生徒から贈られた千羽鶴を見て、自分を戒めるようにしている。
金曜日は一日会議なので、使えるのは明日と明後日の二日間。
「この担任で損した」と思われないように、しっかりと準備をしておこう。

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教養としての歴史 [たんなる日記]

 小田中先生のブログで紹介されていた『日経ビジネスアソシエ』2月号が面白そうだったので、購入。センター試験の会場で読んでみる。

 ビジネスパーソンは意外にも?歴史を「今、学ぶべき教養」と考えているらしい。1位日本史、2位世界史という驚愕の調査結果!なかでも30代の会社員は「世界史の産業革命」を重視する教養としてあげている点が興味深い。「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。(愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ)」(ビスマルク)ということか。大学のドイツ語の授業で読んだ、西ドイツ(当時)のヴァイツゼッカー大統領による演説の一節「過去に眼を閉ざす者は、未来に対してもやはり盲目となる」という言葉を思い出す。それはともかく、様々なジャンルの本が紹介されていて実に興味深い特集であった。

 こうしたビジネス雑誌(『プレジデント』など)は、たまに読むと面白い。ユニークなビジネスパーソンの紹介記事など、「目から鱗」の生き方や考え方を知ることが出来る。確かに、学校という場所は功利主義や合理主義、成果主義、実用主義などとは相容れない部分も多い。 だがしかし、われわれはどのような人間を育てていかなければならないか、ということを考える上で、ビジネスの成功例は重要な示唆を与えてくれるのではないか。そもそも「教養を身につける」という行為自体、功利主義や実用主義とは離れた考え方のような気がする。

 ただし、今私が勤務する学校で職員に読んでもらいたいのは、第2特集の「イライラの研究」の方だな。
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戦場カメラマン渡部陽一氏の講演会 [たんなる日記]

 今日は菊池市の生涯学習フェスティバルに行ってきた。息子が通う中学校の「一人一役」の割り当てで、渡りに船といったところ。

 会場は超満員で、通路までぎっしり。さすがテレビで人気のことはある。

 講演会は3つのパートで構成されていて、①「私が戦場カメラマンになった理由」、②「戦争下の子どもたち」、③「質疑応答」。彼が戦場カメラマンになった理由についてはWikipediaにも書いてあるけど、実際本人の口から語られると、すごいリアリティだった。語り口のせいもあるだろうけど、子どもから大人まで実にわかりやすい話だった。質疑応答では、子どもに本の読み聞かせをしているという人から「そのようにわかりやすくはなせるコツは何ですか」という質問もあり、単語を一つ一つはっきりと、ゆっくりはなすことだと言っていた。

 実は私、バラエティー番組での渡部氏を知らなかったので、語り口その他は初めて。話を聞いていると、戦場では話が通じないと困るので、言葉をはっきりゆっくり、そしてジェスチュアや身振り手振りも交えて話すようにしているため、あの話し方が普通になったらしい。

 いちばん印象に残った話は、
 「戦争の当事国だけでは戦争を止めることはできない。どこか別の国が間にはいって手をさしのべないとダメ。手をさしのべるというのは、具体的に言うと、その国のことを知ること。難しい政治や経済は後でもいいから、歴史や地理なんでもいい。」ということ。世界史の授業も役に立てるかな?

 いい講演会だった。
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沖縄で出会った楽しい人たち [たんなる日記]

 18日(金)~本日20日(日)まで、「第16回九州高等学校文化連盟 美術・工芸、書道、写真展 沖縄大会」のため、沖縄に行ってきました。

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てんぶすの前で、火を使ったパフォーマンスを行う男性


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かっちゃん


 写真部門で司会していた女子高校も沖縄らしくさわやかで、よかったです。
 
 来週の木曜金曜は、九州高文連の会議で鹿児島(指宿)におじゃまします。
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教員免許更新講習 [たんなる日記]

 私は昭和41年の6月6日生まれなので、教員免許更新制では平成24年の3月31日が最初の終了確認期限です。今年度と来年度の2年間で講習を受けなければなりません。
 ということで、4月になったので、講習の申し込みをしました。

 熊本県は開講大学がつくっている熊本コンソーシアムという組織にウェブ上から申し込みしなければなりません。以下の講習を申し込みました。合計30時間で、受講料は12000円+6000円×3=3万円。けっこうかかります。モトは取らねば。

 必修:教育の最新事情
 選択::九州新幹線を地理学する/世界史教育の現状と課題
 選択::政治学の基礎知識
 選択:日本建築の美しさと仕組み

 必修の最初は6月に実施されますが、そのころは九州の高校総文祭なので8月の講座を申し込みました。同じ日に同じ場所で同タイトルで実施されるのに、申し込み人数が極端に違うのはシラバスに記載されている内容によるものでしょう。この人数の違いを、大学側・講師は考えて欲しいものです。

 選択は、当初「歴史学の現場から」を受講しようと思ったのですが、全国の高校総文祭と重なってしまい、「日本建築の美しさと仕組み」を申し込みました。この講座は申し込み人数も多く、結構人気があるようです。


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