貨幣代わりに用いられた切手 [モノ教材(切手)]
第一次世界大戦中、ロシアではコインの不足から切手が紙幣に使われました。といっても、切手の原版を利用して、裏に「貨幣代わりに使える」という旨を記したもので、大きさも切手と同じ。ただ実物を手に取ると、厚さは切手よりも厚いです。
これは2年ほど前にYahoo!のオークションで1枚100円で購入したものです。左側はクリミア戦争で有名なニコライ1世の肖像を用いた15カペイカ、右はロマノフ朝最後の皇帝ニコライ2世の10カペイカ。当時は半信半疑だったのですが(だから本家の「モノ教材」でも紹介していません)、今ネット上で調べると、かなり参考になる記事があります。
[http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2005/09/___c68a.html]
[http://www.aramaki.com/home/stamp/stamp6/money.html]
これは裏側。ロシア語が読める方、何て書いてあるかフォローお願いいたします。
今年ウチの学校では、世界史Aの教科書に清水書院を採用したのですが、これが結構面白い。コラムが充実しています。第一次大戦後のドイツのインフレの項目で、私が持っているのと同じ[http://www005.upp.so-net.ne.jp/zep/sekaisi/mono/banknote/banknote.html]200億マルク紙幣の写真が使われていたので、授業で使うのが楽しみです(笑)。
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