『ナイトミュージアム』(ショーン・レヴィ監督、2006年、アメリカ) [歴史映画]
学校に宣伝用ポスターが送られてきた映画(教頭先生に頼んで、ちゃんともらっておきました)。いつも色々と教えてもらっている村上先生のブログをみたところ、映画自体面白そうだったので、休みをとって子どもと見に行ってきました(、ただし一番下の子は、妻と『ハッピーフィート』をみることに)。吹替版をみましたが、子どもと一緒に見るのには、こっちのほうがいいかも。
学校に送られてきた宣伝ポスター
映画の概要は公式サイトをみてください。主演のベン・スティラーはもちろん、ロビン・ウィリアムス演じるセオドア・ローズヴェルト大統領がなかなかよかったと思います。米西戦争時代の服装なのに、「パナマ運河は十年もかかった」という大統領就任の事業を語るのはご愛敬ですが、やはり彼はヒーローなんでしょうね。以前紹介したG.I.ジョーのテディをみてみたら、右襟元の「USV」という文字や、左襟の模様も同じでした。フン族のアッティラなんていうマイナーキャラも登場しますが、欧米では有名なんですかね?サカジャウィア(Sacajawea)というネイィヴ・アメリカンの女性、これまで知りませんでしたが、アメリカではよく知られた人物のようです。ちょっと興味が沸いてきました。ネアンデルタール人が火をみて珍しがってましたが、火の使用は一世代前の原人から始まっているというのが定説。またラリーが、コロンブスを最初ピサロだかコルテスだかと間違っていたのもご愛敬。南北戦争の南軍兵士に対して、「南部には......サザン・ロックがある」と言ってたのには笑ってしまい、子どもから「何がおかしいの?」と尋ねられました(笑)。ラリーが勤務初日に館内放送で謳っている曲、映画を見ている時には思い出せませんでしたが、エンド・ロールでは「アイ・オブ・ザ・タイガー」とでていたような......ラストでみんなが踊っているのは、アース、ウィンド&ファイアーの「セプテンバー」でした。
子ども向けのファンタジーでしたが、けっこう面白かったです。過去の歴史を知ることは無駄じゃないよ、って言ってくれてるような気がして、世界史の教師である私には、勇気づけられる?映画でした。
映画の舞台となったアメリカ自然史博物館(The American Museum of Natural History)は、設定通りニューヨークのマンハッタンにある実在の博物館。アメリカの大陸横断鉄道とスエズ運河が開通した年に開館した、歴史と伝統を誇る博物館です。オフィシャル・サイトはこちら[http://www.amnh.org/]。
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