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『クルセイダーズ』(ドミニク・オッセン・ジラード監督、2001年、ドイツ・イタリア合作) [歴史映画]

 『キングダム・オブ・ヘブン』と同じテーマを扱った『クルセイダーズ』という映画がある、という話を以前教えていただいてました。その『クルセイダーズ』が、現在Gyaoで放送中。前編と後編に分かれています。日本では劇場公開されなかったため、キネ旬DBに掲載されておらず、Gyaoでは「映画」カテゴリーではなく「ドラマ」カテゴリーに含まれているのはそのためでしょう。スタッフや俳優はあまり知らない人ばかりで、壮大なB級歴史大作映画という感じですが、よく出来た作品です。
 Gyaoのレビューにもあったように、イントロのナレーションでは「残虐なイスラム」という偏った見方の作品か?と感じましたが、なかなかどうして理想を持って赴いたイェルサレムで、十字軍の現実に直面してとまどう若者の様子が巧く描かれています。これもGyaoのレビューにありますが、主人公らの出身地がイタリア半島(タラント公領アウロカストロ)というのに、領収の名はウィリアム、リチャード、ジョンとイングランド王を彷彿とさせる名前なのは少々疑問。バイキングのヤールという人物、出で立ちが典型的なバイキングなのはご愛嬌です。ビザンツ帝国軍が対イスラーム戦に活用したという、「ギリシア火」が出てきます。
 この作品は第一回十字軍を扱っているので、その後の話として『キングダム・オブ・ヘブン』を見ると、時代的につながります。

クルセイダーズ〈完全版〉

クルセイダーズ〈完全版〉

  • 出版社/メーカー: パンド
  • 発売日: 2002/07/26
  • メディア: DVD


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