『学生が語る 戦争・ジェンダー・地域』(法律文化社) [歴史関係の本(小説以外)]
福岡大学人文学部歴史学科西洋史ゼミ編著によるこの本は、学会(七隈史学会)で同ゼミの学生たちが報告した内容をまとめたものです(2006~2008年の3年分)。学部生が学会で発表というのは、かなり勇気がいることだったと思います。
報告はグループ単位で行い、1つの報告には6~7名の学生が参加しているようです。
タイムマシンで過去に行くことができるのならばともかく、ずっと昔に何があったのかを正確に知ることは不可能です。ですから、教科書に書かれていることは、最も確からしいことということになるでしょう。「最も確からしいこと」に至るためには、コミュニケーションが不可欠です(小田中直樹先生は「コミュニケーショナルに正しい認識」という言葉を使っています)。もっとも、コミュニケーションに至るまでには相当な準備が必要であり、またこうしたコミュニケーションが「和気藹々」としたものになることは少ないのは、皆さんご存じの通り。その意味で、この本は彼らの格闘の記録とも言えるでしょう。
書かれている内容は、高校の世界史の内容を知っておくと理解できるような内容なので、大学で歴史を学ぶとはどういうことかを知るという点でも、史学科をこころざす高校生に読ませたい本です。
森谷公俊『学生をやる気にさせる歴史の授業』を読むと、大学の史学科ではどんな授業が行われているのか、大学の先生も苦労しているのだなぁというのがよくわかります。高校の授業で使えるか否かは別として、かなりおもしろい本でした。なかでも、添削と要約については、小論文の指導に役立ちました。あわせて読むとおもしろいと思います。
福岡大学人文学部歴史学科 星乃治彦先生のゼミ http://www.cis.fukuoka-u.ac.jp/~hoshisemi/
福岡大学「地域」叢書 準備号 「地域」(七隈、福岡、東アジア)と生きる福岡大学という報告書は、面白そうですね。
報告はグループ単位で行い、1つの報告には6~7名の学生が参加しているようです。
タイムマシンで過去に行くことができるのならばともかく、ずっと昔に何があったのかを正確に知ることは不可能です。ですから、教科書に書かれていることは、最も確からしいことということになるでしょう。「最も確からしいこと」に至るためには、コミュニケーションが不可欠です(小田中直樹先生は「コミュニケーショナルに正しい認識」という言葉を使っています)。もっとも、コミュニケーションに至るまでには相当な準備が必要であり、またこうしたコミュニケーションが「和気藹々」としたものになることは少ないのは、皆さんご存じの通り。その意味で、この本は彼らの格闘の記録とも言えるでしょう。
書かれている内容は、高校の世界史の内容を知っておくと理解できるような内容なので、大学で歴史を学ぶとはどういうことかを知るという点でも、史学科をこころざす高校生に読ませたい本です。
森谷公俊『学生をやる気にさせる歴史の授業』を読むと、大学の史学科ではどんな授業が行われているのか、大学の先生も苦労しているのだなぁというのがよくわかります。高校の授業で使えるか否かは別として、かなりおもしろい本でした。なかでも、添削と要約については、小論文の指導に役立ちました。あわせて読むとおもしろいと思います。
福岡大学人文学部歴史学科 星乃治彦先生のゼミ http://www.cis.fukuoka-u.ac.jp/~hoshisemi/
福岡大学「地域」叢書 準備号 「地域」(七隈、福岡、東アジア)と生きる福岡大学という報告書は、面白そうですね。
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