SSブログ

アルザスとロレーヌ [授業ネタ]

 今日「ドイツの統一」の授業を行ったクラスは、ドイツ出身の留学生がいたので、彼女に協力をお願いしてアルザスとロレーヌの紹介をしてもらいました。
 まずドーデーの「最後の授業」を読ませて、留学生には①アルザス・ロレーヌの地理的位置、②住民はドイツ語とフランス語ともに話せる人が多く、ドイツではエルザス・ロートリンゲンと呼ばれること、③「最後の授業」に登場するアメル(Hamel)先生とオゼール(Hauser)老人の名は、発音はフランス語だが、それぞれハメル、ハウザーとドイツにもある名前であること等を、私との問答形式で説明してもらいました。
 「最後の授業」を使った授業は以前やったことがありましたが[http://www005.upp.so-net.ne.jp/zep/sekaisi/jyugyou/france.htm]、今日の授業では、アルザス・ロレーヌは独仏両国の文化がともに混在している地域であることを理解させることが最大の目的でした。私が一方的に説明するより、ずっとよかったと思います。その後、さらにストラスブールについても、ドイツ語ではシュトラースブルクといい、Street+castleという意味ということも話してもらい(黒板に書いてくれました)、現在EUのヨーロッパ議会が置かれており、ヨーロッパの統合と協調を象徴する都市であることにも触れてもらいました。私の意図を的確にくみ取ってくれたうえ、流暢な英語で説明してくれるなど、留学生の生徒の能力がかなり高かったことも、実に有り難いことでした。
 留学生と話していてちょっとびっくりしたことが一つ。私が持っていた第二次大戦中のエンタイア[http://zep.blog.so-net.ne.jp/2007-12-15]の差出人は、なんとこの生徒の自宅のすぐ近くの住所だということでした。ポーランドに極めて近い地域とのこと。

nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 2

コメント 2

サンフランシスコ人

「住民はドイツ語とフランス語ともに話せる人が多く..」

最近、この地域から来たフランス人に会いました...両親はドイツ語とフランス語ともに話せるらしいです.....

by サンフランシスコ人 (2017-11-26 05:11) 

zep

英仏両方が公用語のカナダから来た外国語指導助手の先生に、フランス語も話せるのか尋ねたら、「話せるけど、考えるときは英語だよ」という答えでした。
by zep (2017-11-26 20:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。