19世紀前半の音楽 [授業ネタ]
毎年授業で使っていた、チャイコフスキーの「1812年」(ナポレオンのロシア遠征で使用)と、ショパンの「革命」(七月革命で使用)が収録されたCDとが行方不明になってしまいました。前者は100円ショップのダイソーで購入したもので、後者は「週間グレートコンポーザー」のCDなのでさほど惜しくはないのですが、必要なときに見あたらなくなっていたのでかなり困りました。仕方がないので、Yahoo!のオークションで購入。
「1812年」収録のCDは500円。ロリン・マゼール指揮のベルリン・フィルで、ベートーヴェンの「ウェリントンの勝利」が収録されているのがグッド。ショパンのほうはディアゴスティーニの製品で、チャイコフスキー、モーツァルト、ベートーヴェンとともに4枚で400円。200円スタートだったのですが、400円が即決価格だったので400円で購入しました。それぞれ支払いは800円程度だったので、投資額としてはマァマァというところでしょう。ナポレオンや七月革命のところで使うことができなかたので、今年は「19世紀の欧米文化」のところで使うことになりそうです。文化史はとかく単調になりがちなので、むしろ文化史のところで使うほうがいいかもしれませんね。
- アーティスト: ドラティ(アンタル), ミネアポリス交響楽団, ミネソタ大学ブラス・バンド, チャイコフスキー, ディームズ・テイラー, ロンドン交響楽団, ベートーヴェン
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1999/09/15
- メディア: CD
- アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー・ブラス・オーケストラ, ベートーヴェン, カラヤン(ヘルベルト・フォン), スッペ, リンデマン, モルトケ伯爵
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1997/04/09
- メディア: CD
- アーティスト: バイエルン放送交響楽団, チャイコフスキー, マゼール(ロリン), ガルミッシュ山岳軍楽隊, オイラー(ミヒャエル), ベートーヴェン, リスト
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 1997/12/17
- メディア: CD
グリーク:「ペール・ギュント」組曲、チャイコフスキー:「1812年」序曲&ベートヴェン:ウェリントンの勝利
- アーティスト: オーマンディ(ユージン), チャイコフスキー, フィラデルフィア管弦楽団, フィラデルフィア・ブラスバンド, エレクトリック・キャノン, テンプル大学合唱団, ペイジ(ロバート), ベートーヴェン, グリーグ, ブレゲン(ジュディス)
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2001/04/25
- メディア: CD
アンタル・ドラティが私の大学院に来ましたが、逃しました....
by サンフランシスコ人 (2018-01-07 07:15)
クラシックはあまり詳しくないので、アンタル・ドラティについてちょっとググってみましたが、生まれたのは第一次世界大戦前なのですね。ハンガリー出身とはいえ、オーストリア=ハンガリー帝国時代。「ヨハン=シュトラウス2世の作品を新たに編集したバレエ音楽」を手がけたというのもそのためでしょうか。ちょうど今、中山七里さんのミステリー「ワルツを踊ろう」を読んでいるので、反応した部分です。チャイコフスキーの「1812年」について、「この曲で特に話題になった演奏は、1958年にアンタル・ドラティがミネアポリス交響楽団、ミネソタ大学吹奏楽団を指揮したもの(米マーキュリー。映画用35mm磁気テープによる高音質録音。1954年に同曲を同じ組み合わせでモノラル録音でレコード化していた)で、大砲は無論実物(青銅製の12ポンド曲射砲。陸軍士官学校からの借り物)であった。その後はドラティ盤に倣って実物の大砲を使う録音が増えた。」とWikipediaにありました。これはドラティの1958年録音収録盤聴かないと.....ですね。
by zep (2018-01-08 10:00)