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飛び杼(Flying Shuttle ) [モノ教材(その他)]

 産業革命のところで必ず出てくるのが、ジョン=ケイによる「飛び杼(Flying Shuttle )」の発明。杼とは、機織の際に縦糸を横糸の間に通すもので、織り手はこの杼を右手と左手で交互に受け渡して横糸を通していました。写真は、Yahoo!のオークションで購入した、古い「杼」。糸もまだ残っています。2本で800円でした。この作業を効率化したのがジョン=ケイの飛び杼です。以下のサイトに、飛び杼を使用している絵が掲載されています。
 http://www.saburchill.com/history/chapters/IR/009.html
 http://www.spartacus.schoolnet.co.uk/TEXflying.htm

 なんだかよくわかりませんね。しかし、浜島書店の資料集『ニューステージ 世界史詳覧』には、詳しい使い方が掲載されています(172ページ)。これはわかりやすい、よい説明です。杼を英語ではシャトルと言いますが、行ったり来たりするものを指すらしく、バドミントンの羽根や、スペースシャトルなんかのシャトルも同じ意味。Googleで「Flying Shuttle」を検索したら、外国のバドミントンクラブのホームページが出てきました。

  飛び杼によって機織の工程が機械化され、布の生産能率が上がると、今度は糸の不足が切実になりました。そこで今度は、紡績(製糸)が機械化されるというわけです。まさに「必要は発明の母 Necessity is the mother of invention」。センター試験の過去問です。

次の技術革新a~cが古いものから年代順に正しく配列されているものを、下の①~⑥のうちから一つ選べ。
 a)カートライトによる力織機の発明    b)ジョン=ケイによる飛び梭(飛び杼)の発明
 c)ハーグリーヴズによるジェニー紡績機の発明

①a→b→c  ②a→c→b  ③b→a→c  ④b→c→a  ⑤c→a→b  ⑥c→b→a
  (2001年度 追試験 世界史A 第4問A )

 こういう問題は大好きです。


 いよいよ週末は日本西洋史学会。ANAのマイレージクラブから「搭乗5日前」のメールが届きました。熊本から新潟までというはかなり不便で、熊本空港から新潟までの直行便はありません。福岡発着ですが、便数が少なくて土曜日は16:55発の18:25到着。初日の「国民国家とアイデンティティ」というテーマはかなり面白そうなんですがねぇ。残念。コメンテーターは『詳説世界史』執筆者の岸本先生だし。ただ飛行機の運賃はANAの「旅割」で、福岡ー新潟往復34000円とかなり安く手配できました。さらにホテルは楽天トラベルで3780円、JRは熊本ー博多往復の「2枚きっぷ」に指定席料金をプラスして5200円とトータルでもかなりの格安旅行。ネット予約は本当に便利.....なんだけど、来週水曜・木曜の群馬(前橋)&栃木(宇都宮)出張は、面倒だったので旅行会社に頼んでしまいました。

朱鷺メッセ


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佐賀市のさがい

平井さんこんにちは。
平井さんのモノ集めには脱帽です。すごいエネルギーですねえ。
先日、ディベート講座がありました。平井さんの学校も来ていました。
来月の九州予選は、頑張ってください。
なんだか、箇条書き?風。
by 佐賀市のさがい (2007-06-12 21:15) 

zep

さかいさん、お久しぶりです。今年は一年生の授業に行ってないので、ディベートをやる機会がありません。T先生が熱心にやっておられて、先日授業でやった「こうのとりのゆりかご」ディベートでは、テレビ局が取材に来てました。先日は小西先生が熊本にこられて、短時間でしたがお会いできました。
by zep (2007-06-12 22:21) 

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