猿谷要『ハワイ王朝最後の女王』文春新書 [歴史関係の本(小説以外)]
マスダさんの意見を取り入れたのかどうかは不明ですが、山川の教科書『詳説世界史』には、アウグストゥスよりも大きな写真が掲載されている、リリウオカラニ。米西戦争でアメリカに併合されるハワイの、最後の王です。
教科書には一行程度しか扱われない、アメリカのハワイ併合ですが、そのプロセスはこの本によって知ることができます。アメリカの圧力を警戒したハワイの王室が、日本の皇室と姻戚関係を結ぼうとしたという興味深い話もアリ。会話などフィクションの部分もありますが(Amazonには、それを批判するレビューもあります)、私は読みやすくてよいと思います。ヴィクトリア女王即位50周年記念式典に、彼女が出席したことも書かれていますが、マスダさんが書いている、「女王が女王にかましたギャグ」の話は出来てきませんでした。
さて、最近は缶コーヒージョージアのシールを集めて応募していますが、現在やっている「Coke + i Tunes」はなかなか当たらない。25回応募して、当たったのは4回。ダウンロードしたのは、
・コンプリケイティッド / アヴリル・ラヴィーン
・RESCUE / HASYMO
・RYDEEN 79/07 / YMO
・壊れかけのRadio / 徳永英明
の4曲。私はブリティッシュ・ロックだけではなく女性ヴォーカルものがかなり好きで、今の季節は女性ヴォーカルものが音楽の中心。朝だったらメイヤかジョニ・ミッチェルの『ドン・ファンのじゃじゃ馬娘』、昼は同じくジョニ・ミッチェルの『コート・アンド・スパーク』『ドッグ・イート・ドッグ』にキャロル・キングの『つづれおり』あるいはリッキー・リー・ジョーンズの『浪漫』、そして夜だったら今は亡きローラ・ニーロの『ニュー・ヨーク・テンダベリー』というところ。雑誌『レコード・コレクターズ』の特集「ロック・アルバム・ベスト100」では、ローラ・ニーロは「60年代」で『イーライと13番目の懺悔』、ジョニ・ミッチェルは「70年代」で『ブルー』が上位にきてたけど、僕はそれぞれ『ニュー・ヨーク・テンダベリー』『ドン・ファン』をよく聴いている。しかし『ニュー・ヨーク・テンダベリー』は今の高校生にはキツいかも?
- アーティスト: メイヤ, D.カー, J.タネリ, B.ステインバーグ, R.ノウェルズ, N.ジェラルド, ダグラス・カー, D.ポップ
- 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2002/01/23
- メディア: CD
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