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交通銀行発行の法幣(ジャンク船) [モノ教材(貨幣)]

交通銀行法幣(ジャンク船).jpg

 蒋介石による幣制改革で法幣とされた紙幣を発行した四大銀行のうち、交通銀行が発行した紙幣です。Yahoo1オークションで510円でした(スタートは1円)。ほとんど未使用の美品でした。

 ジャンク船で思い出すのは、アヘン戦争時のジャンク船が火を噴いている絵。平成20年3月に実施された熊本県公立高校後期選抜で、この絵を使った問題が出題されており(これとそっくりな問題は数年前に熊本県内のある県立高校の前期選抜に出題されています)、帝国書院の『タペストリー』ではこの絵について「清とイギリスのどちらが優勢であるかに注目しよう」と、類似の記述があります。

 山川出版社の教科書『詳説』と『新世界史』のアヘン戦争の記述には、ともに「清はすぐれた兵器をもつイギリスに敗れた」という記述があります。これに着目した授業「民を怒る」(国土社発行の『世界史の授業100時間』に収録されています)は、清が敗れた理由について複数の教科書の記述を比較させるという、とてもおもしろいものです。

 中国側のジャンク船に比べてイギリスの蒸気船が有利だったのは、風や潮流に左右されずに大砲の照準を合わせることができたり、海上の障害物を撤去できたりしたから。(『ビジュアル版世界の歴史17 東アジアの近代』講談社、『世界の歴史25 アジアと欧米世界』中央公論新社)。またこの絵にでてくるネメシス号は鉄製の船です。鉄製の船の利点については、D.R.ヘッドリク著『帝国の手先』(日本経済評論社)に詳しいです。仮に大砲の性能が同じだったとしても、海戦では船の差でイギリスが有利だったというわけです。


 缶コーヒージョージアの「ポイントプログラム」でPSPが当たってました。これでPSPが当たったのは2度目ですが、1台目はほとんど使ってません。前々回で当たったムービーカメラは、すでに壊れてます。
当選結果.jpg




帝国の手先―ヨーロッパ膨張と技術

帝国の手先―ヨーロッパ膨張と技術

  • 作者: ダニエル・R. ヘッドリク
  • 出版社/メーカー: 日本経済評論社
  • 発売日: 1989/08
  • メディア: 単行本



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コメント 2

半兵衛

ご無沙汰しております。PSPが2台もあたるなんていいですね。
僕はゲーム用ではなく、録画したHDDを転送して通勤途中にPSPで
映画やドキュメンタリーを見ています。iPodよりも画面が大きく、
しかも画面が奇麗なのでもう手放せないくらい重宝しており、2台目
が欲しいくらいです。
もし今回当選されたPSPをZEP先生が使われないのであれば、
小生が購入することも可能です。
気が向かれたら、ご検討下さい。
by 半兵衛 (2008-12-25 10:16) 

zep

PSPは昨日届きました。未開封のまま売ってしまおうかと思ったのですが、「あと2台当てて、一人一台にしてくれ」という声が上がり断念しました(半兵衛先生、もうしわけない)。私はガンダムのゲームがしたいのですが、子どもたちはモンスターhンターというゲームgしたいようです。
by zep (2008-12-27 20:27) 

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