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木彫りの釈迦座像 [コレクター道①神仏像]

 大学生の頃は、当時住んでいた黒髪のアパートから街中まで歩いて行ってた。新市街で映画→上通のレコード屋「WOODPECKER」「Oh!」→コーヒーショップ「BAUHAUS」で一服→舒文堂河島書店というのが基本のコース。30年くらい前だと、オールナイトの映画館は丑三つ時になると受付も無人になって出入り自由な感じで、そのまま映画館で夜明かしも出来たし、今は亡き交通センターには「センターシネマ」という地下の映画館があって、『薔薇の名前』だのケン・ラッセルの『ゴシック』だのカルトな映画がかかっていた。『ゴシック』はよほど入りが悪かったのか、しばらくして『薔薇の名前』と二本立て興行になり、バラで観ていた私は内心舌打ちしながら、「観なきゃ損だろ」と思ってまた観に行ったものである。店名は忘れたが、河島書店よりアーケード寄りの古本屋のおじさん(ちょっと体が不自由だった)はとても優しくて、いつも割引してくれた。廃業してずいぶん経つ。

 熊本市上通の並木坂では、かつて大型連休中に骨董市が開かれていた。古美術というよりも古民具やガラクタに近いモノが多く「蚤の市」という雰囲気で、毎年楽しみしていたものである。

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 この釈迦座像は並木坂の骨董市で買ったモノで、4千円を3200円に値切って買ったと記憶している。高さ約24㌢。


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 洗練されていない荒い雰囲気は一刀彫だと思われるが、柔和な表情である。所々に残る金箔が、よい風合いとなっている。写真ではフラッシュの加減で金箔がかなり残っているように見えるものの、光背にかなり残っているが、本体に残っているのは極わずかである。


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