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今年の慶應義塾大学(商学部)の問題 [大学受験]

 『地域から考える世界史』(勉誠出版)で私が紹介している女性は、慶應義塾大学に進学した。慶大商学部の入試で今年出題された問題は、これからの入試問題を考える上で注目したい問題であった。

 人口減少社会に突入した日本にとって移民とどう向き合うかは喫緊の課題といえる。日本への移民受け入れに関して留意すべき点について、本文の内容を踏まえて、50字以内で述べなさい。ただし、本文中に登場する「摩擦」、「労働力不足」、「共生社会」の3語を必ず用いること。

 もちろん、世界史の問題である。「人口減少社会に突入した日本」という言葉があるので、「受け入れる」という前提で考えていきたい。

少子化による労働力不足を補うため移民を受け入れるには、摩擦を克服して多文化共生社会目指すことが重要。 50字

これから考えていかなければならないのは、どうすれば摩擦を克服できるかということ。
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