SSブログ

アメリカ陸軍第442部隊 [モノ教材(フィギュア)]

 アメリカ陸軍第442部隊は、太平洋戦争勃発後に日系二世で編成された部隊。詳細はWikipesiaを参照[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC442%E9%80%A3%E9%9A%8A%E6%88%A6%E9%97%98%E5%9B%A3]。「日本人の気概」というテーマの授業なら、こういった題材を取り上げるべきだと思うんですが。地元熊本日々新聞平成18年10月22日付掲載「小中学生新聞」の「わ~るどリポート」で「米軍に従軍した日系米国人」という記事で、この部隊のことが少しだけ触れられています。

G.I.ジョー「442部隊 日系二世兵」

442

442

  • 作者: 矢野 徹
  • 出版社/メーカー: 柏艪舎
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 単行本
442連隊戦闘団―進め日系二世部隊

442連隊戦闘団―進め日系二世部隊

  • 作者: 矢野 徹
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2000
  • メディア: 文庫
ゴー・フォー・ブローク!―日系二世兵士たちの戦場

ゴー・フォー・ブローク!―日系二世兵士たちの戦場

  • 作者: 渡辺 正清
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 単行本
ヤマト魂―アメリカ・日系二世自由への戦い

ヤマト魂―アメリカ・日系二世自由への戦い

  • 作者: 渡辺 正清
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: 単行本
若者たちの戦場―アメリカ日系二世第442部隊の生と死

若者たちの戦場―アメリカ日系二世第442部隊の生と死

  • 作者: ドロシー・マツオ
  • 出版社/メーカー: ほるぷ出版
  • 発売日: 1994/09
  • メディア: 単行本
渡船の戦場―アメリカ陸軍日系二世部隊・第442戦闘連隊物語

渡船の戦場―アメリカ陸軍日系二世部隊・第442戦闘連隊物語

  • 作者: 友北 十三
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本
ぼくの人生はビーフジャーキー

ぼくの人生はビーフジャーキー

  • 作者: ケン大崎, ミチ大崎
  • 出版社/メーカー: 自分流文庫
  • 発売日: 1995/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


nice!(1)  コメント(11)  トラックバック(1) 
共通テーマ:学校

nice! 1

コメント 11

tatsujin

ヒロさん日記を読んでいたら1992年一橋大學の記事を見ました。フランスでは試験の範囲が前もって知らされ,それによって勉強させるという方法をとっていることはご存知だと思います。たんなる知識のコントロールだけですね。,先日NHKの土曜フォーラムをたまたま見ていましたら,利根川博士はいいことを言っていました。大学にはいる条件としてどれだけ高校時代にボランタリーをしたとか。範囲を限定しないであの問題は子供達を苦しめる問題でしょうね。少なくとも世界史の場合例えば出題範囲を17世紀の中世の.....とかに限定し試験時間も最低3時間にするべきでしょうか。
by tatsujin (2006-11-08 16:28) 

zep

出題範囲をあらかじめ指定しておくというのは不可能です。センター試験後に志望校が変わったら、困る受験生が大勢でてしまいます。世界史3時間というのもムリです。他科目もあわせたら、入試が5日くらいかかる学校も出てくるでしょうから。
by zep (2006-11-09 21:40) 

ty-ortho

442部隊の話、恥ずかしながら知りませんでした。
たくさんのドラマがあったようですね。
国と戦争とは何かをつくづく考えさせられる話です。
by ty-ortho (2006-11-10 13:45) 

zep

戦争を賛美するわけではありませんが、この部隊のことはもう少し知られてもいいような気がしますね。近代の戦争は主権国家どうしの戦いですから、国民というものが前提になっています。しかし民族という考え方を否定するわけにもいきません。彼らの苦悩は相当なものだったでしょう。
by zep (2006-11-11 09:55) 

LAsachi

初めまして、
熊本日々新聞平成18年10月22日付掲載「小中学生新聞」の「わ~るどリポート」で「米軍に従軍した日系米国人」という記事で、この部隊のことにチョコッとだけ触れた者です。

小3~中学生を対象に,600文字という制限さらに写真も…という、出稿依頼で書きたいことが書けずに苦労しています。

小6と中学で日本史の基礎を学習した高校生相手なら、明治時代の納税・徴兵制度を踏まえて移民を考えさせることも可能でしょうが…、

頭を痛めて今年度は、(上記の地方紙の子供欄を)初期移民から“今”までの時代順/紹介記事シリーズにしてみました。身近になった日米関係が多くの人と時間からつむぎだされたものであることを子供なりに感じてくれればありがたいと思っています。

前書きが長くなってすみません。ここからが本題です。
先生は千人針を見たことがありますか?
私はロサンゼルスの全米日系人博物館で初めて本物を見ました。
442部隊の10代後半から二十代の日系人といえば、英語ができない親の苦労を見て育った世代です。一旗挙げることに成功した一世は子供を日本に送ったり、ロサンゼルスの日本語学校に通わせたりしたのですが、大半は親の日本語を耳で覚えた程度の日本語力です。
国や言葉は違っても息子の身を案じる母の気持ちは同じで千人針という形になったわけですが・・・、『武運長久』という墨書きの意味は理解できても、同じ字を筆書きできた若者はどれくらいいたのでしょうか?
この千人針に書かれた精神が大戦中のアメリカ兵士の中にもあったことを今の高校生に考えて欲しいものです。さまざまな授業展開が期待できます。
死と直面して初めて命を意識するように、外国に出て自国を認知するものですからね。

また、Go for greakについてと、日系二世がよく口にする大和魂を考えるには異国での少数民族の理解も必要です。

高校授業のネタの一つになれば幸いです。
by LAsachi (2006-11-28 04:00) 

LAsachi

ごめん、
Go for break のスペルがちがっていましたね。
単なるタイプミスです。
子供向けのサイトですが下記のURLから全米日系人博物館や日系人の歴史を詳しく紹介したサイトにリンクできますよ。
http://www.geocities.com/sakamotosanchi@sbcglobal.net/kuma/los_angeles.htm
特にこの中の『5月28日・おけいの墓』からリンクできる『日系移民の歴史』は高校生の調べ学習にお薦めです。
by LAsachi (2006-11-28 04:22) 

zep

LAsachiさん、はじめまして。連載いつも楽しみにしています。昨年は、アメリカでは登下校時のセキュリティをいかに確保しているかという記事を現代社会の授業で使わせていただきました。世界史の授業では、アメリカ合衆国の移民はよくテーマになります。資料集にもたいてい特集ページがあります。私はアイルランドからの移民をを扱うことが多いですが、来年度は日本からの移民も教材化したいものです。その際は、ぜひ『日系移民の歴史』を活用させてください。
さて千人針ですが、私は子どもの頃読んだマンガ『はだしのゲン』でその存在を知りましたが、実物を見たことは残念ながらありません。でもそれがアメリカにあるというのが驚きです。つまり、アメリカ軍の兵士として出征する我が子のため、彼らの親御さんたちが用意したということですよね。当時日系人の方々が置かれていた状況を考えると、一針ずつ千人に縫ってもらうということだけでもかなり困難なことだったに違いありません。兵士として従軍した二世と、彼らを見送った一世の人たち、両方の側からのアプローチが展開できそうです。素晴らしいテーマをありがとうございます。
by zep (2006-11-30 20:09) 

LAsachi

私がアイルランド移民を初めて意識したのは『セントパトリック祭』の日でした。ん10年前のことですが・・・
さらに、9-11テロの消防士の弔いのときにアイルランド移民の団結力(というか、同族意識)を実感しました。
メキシカンのシンコデマイヨやキャンディーを入れた人形をたたきわる子供の遊び,
ケルト発祥というハロウィーン,
チャイニーズの旧正月など
それぞれの民族の文化が今のLAには混在しています。

しかし、ヨーロッパからの白人の文化に比べ、黄色人種の文化がこの地で公に祝われるようになったのは1980年代からに過ぎません。

1980年代の公民権運動の高まり以前は
少数民族であることは劣等感につながっていました。
日系移民の多くが貧しくとも大学をめざした(進学させた)のは、優秀で勤勉な移民との評価を得るためでもあったわけです。
日本からの移民が市民権を取れるようになったのはわずか54年前です。
by LAsachi (2006-12-01 10:50) 

zep

う~む、なるほど。アイルランド系移民の子孫であるケネディ大統領が公民権法をすすめたというのを考えると、やはり日系移民の場合は天と地ほどの開きがありますね。セルティックスなんていうNBAチームもあるわけですから、アイリッシュのコミュニティはかなり力があったのでしょう。アジア系移民に対しては苦力という蔑称まであったわけですから、移民という言葉ですべてを一括りにするわけにはいかない、というわけですね。
by zep (2006-12-01 19:29) 

LAで初めて千人針のことを知ったsachi

『収容所の中で千人分集めるのは大変だったでしょうね?』と尋ねたら
『収容所にはいっぱいいた(補足説明:収容所の規模は1万人前後だから、“人手が多かった”という意味)し、寅年の人は自分の年の数だけ縫うことができるからみんなしていた(補足説明:千人針は珍しい存在ではなかったという意味)よ。』と、鮫島等さん(http://www.geocities.com/sakamotosanchi@sbcglobal.net/kuma/kuma_06_10_22.htm)が話してくれました。
日本人である私がアメリカ人から『寅年の人は年齢の数だけ玉どめを作っていい』ということを教わったわけです。
上記のサイトの2枚の写真を見比べて、なにか感じませんか?
そう…、日本兵が兵器の上に腰掛けて写真をとるなんてありえないことですよね。でも、ヒトシはすこぶるアメリカ的なポーズで写真に納まっています。英語を話しているとき、彼はまぎれもないアメリカ人なんですよ。
でも、皇居の前の写真(歌子さんは鹿児島から日本語教師としてLAにきていた人の妹さん)は日本語で話している状態だからちょっと日本的な姿勢です。(アメリカ人としてならもっと歌子さんを抱き寄せて写るものです)
本当のバイリンガルって、英語で話すときにはアメリカ人で日本語で話すときには日本人になるものなんですよ。
アメリカで生まれ育った2世がアメリカへの忠誠を問われたことはまさにクリスチャン狩りの踏み絵に匹敵します。
日本では英語教育がちやほやされていますが、言語は人格にも影響しますから真のバイリンガルっていろいろ問題があるものです。
by LAで初めて千人針のことを知ったsachi (2006-12-02 08:46) 

zep

いわれてみると、確かにそうですね。僕が最初に熊日で高射砲に腰掛ける鮫島さんを見たときに、「さすがにアメリカで育っただけにポーズも写真写りもカッコいいなぁ」と感じたのは、おそらく「日本人という空気(?)」を写真から感じなかったからでしょう。僕が「カッコいい」と感じたのは、「現在の写真と言われても、あまり違和感がない」ということだったのかもしれません。それぞれの言語には長い歴史が包含されているわけですから、ある言語を使うことで、その人は自分が使っている言語に基づいた文化を表面に出してしまうというわけですね。移民関係で興味深い授業案を目にしましたので、ご紹介したいと思います。
by zep (2006-12-02 14:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

100円ショップで教材探し昔の新聞 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。