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インドのおみやげ [モノ教材(その他)]

 昨年教育実習にきた東大生Uくんが、インド(南)の現地調査が終わって帰ってきたとのことで、教材として使用できそうなインドみやげをたくさんいただきました。

 Uくんから現地の写真やビデオを見せてもらいましたが、実に興味深いものでした。あの雑然とした感じがインドの魅力なのでしょうね。もらったお土産を売っていてる店の写真も見せてもらいましたが、店舗があるわけではなく、道ばたで男性がシートを広げて売っているのです。風で飛ばないように、売り物の本の上に石をのせているのなんか、実におおらか。人々の表情も実にいいものでした。写真右端は、木の板に神像らしき絵が描かれた紙がはってあるもので、これをインドの人々は神棚とか家の玄関に飾っているとのこと。実際に掲げられている写真も見せて見せてもらいました。


 この写真で左上の緑色の小さな包みは、インドのホテルにあるココナッツ・オイル。インドではベジタリアンの食事とノン・ベジタリアンの食事が厳密に区別されているという話は有名ですが、パッケージ左上にある緑色の○印がその識別マークです。緑色はベジタリアン用のマークで、ノン・ベジタリアン用の識別マークは赤色。面白いのは写真右上のステッカーで、イエス・キリスト(右)、ヒンドゥー教の歓喜天(中)、そしてイスラーム教のモスクの三宗教の象徴が描かれているステッカー。何か特別に使う用途があるのでしょうか?(私が見せてもらった写真には、キリスト教徒が多く居住する地域の写真もありました)。下はインドで有名な俳優のステッカーだそうです。こうしたものも一緒に売られているというのも面白いですが、インドの映画って有名ですよね。出店の中には「有名俳優と一緒の写真を撮ろう」ということで、俳優の等身大写真と一緒に写真を撮らせる店まであります。


問2 写真aに関連して,インドの仏教について述べた次の文①~④のうちから,正しいものを一つ選べ。
 ① インドの仏教では,ブッダの姿を造形的に表現することはなかった。
 ② ブッダの教えは,輪廻の思想を前提とするものであった。
 ③ ブッダの教えは,カースト制を肯定するものであった。
 ④ インドの仏教は,シヴァ神を最高神として崇拝した。
                       (1994年度 追試験 世界史 第1問A )

 一番使えそうなのがコレ。Uくんの話ではシヴァ神の話の本だとのこと。シヴァ神の像というと、教科書や資料集にのっている踊っている像の印象が強いのですが、シヴァ神の人間体(?)はこの絵のような姿で描かれるそうです。Wikipediaによると、「シヴァの姿が人間的に描かれる時には、皮膚の色は青黒い色で、髪の毛は長く頭の上に巻いてあり、裸に短い腰巻だけをまとい、片手に先が三つに分かれた「トリシューラ」と呼ばれる鉾を持っている。「ピナーカ」と呼ばれる弓を持つ場合もあるが、しばしばトリシューラと混同されている。両目の間には第三の目が開いており、彼が怒る時には激しい炎(パスパタという投げ槍として現す事も)が出て来て全てを焼き尽くすとされる。額には白く横に三本の線が描かれる。腰巻は多くの場合虎の皮で描かれる。頭頂部からは小さな噴水の様に水が吹き出しており、これはヒマラヤ山脈におけるガンジス川の始まりの水を示す。また、首を持ち上げたコブラとともに描かれる」ということです。この絵でも、確かに頭から水が噴き出しています!他の本にも、額に三本の横線を描いた人物の絵や写真がたくさん載っています。歓喜天と韋駄天って、シヴァの子だったんですね。

 最後がCD。どういう内容かはまったく不明ですが、インド的ないい感じのエスニックな音楽でした。パッケージの写真の建物は、もらった他の本にも写真が載っているので、有名な建物なのでしょう。CD-Rではなく、プレスCDです。盤面には「ARUNAGIRINANTHAR ARULIYA VAYALOOR THIRUPUGAZH」とアルファベットで書いてあります。「VAYALOOR」は地名でしょうか?
インド映画娯楽玉手箱―インド映画完全ガイドブック

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: キネマ旬報社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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