藤子不二雄『ひっとらぁ伯父サン』(朝日ソノラマ) [マンガ]
「藤子不二雄ブラックユーモア傑作集」と題されている短編集に収録されている「ひっとらぁ伯父サン」と、その続編「ひっとらぁ伯父サンの情熱的な日々」に登場するキャラクターが、ひっとぁ伯父サンです。風貌がアドルフ・ヒトラーに似ており、そのためヒトラーに傾倒する、という男。藤子不二雄Ⓐはヒトラーに深い関心を寄せていたようですが、短編2本だけというのは、なんとも惜しいのがこの「ひっとらぁ伯父サン」です。
(ストーリー)
ある日フォルクスワーゲンビートルに乗り町に引っ越してきたひっとらあ伯父サンは、藤子漫画ではおなじみの小池さんの2階の四畳半に下宿することになった。ワグナーを愛し、肉を食べず、酒を「毒水」と呼んでちかづけないストイックな彼は、町内の少年たちを集めてヒトラー・ユーゲントを模倣した組織をつくり、ついには野良犬で突撃隊まで編成してしまう。
その他「笑ゥせえるすまん」のプロトタイプである「黒イせえるすまん」、香港旅行で横暴な行動をとる旧日本軍兵士を題材にした 「北京填鴨式」など、かなりの傑作が収録されています。
『チェーザレ』の4巻をようやく読みました。いよいよルクレツィアが登場。サスペンス的な要素も強まって、さらに目が離せません。先日授業で第2巻に出てくるミゲルとコロンブスの会話の部分を使いましたが(オスマン帝国の宗教的寛容性の部分)、残念ながら反応はほとんどなし。3年生には読んでいる生徒がいるようです。私はチェーザレよりもミゲルのほうにひかれますが。
昨日でジョージアミッションが終了。獲得報酬は以下の通り。なかなか当たらないものですね。当たったデジタルムービカメラは、性能的にはたいしたものではありません。私は「音楽も聴けるデジカメ」として使ってます。
ブラックユーモア短篇集ひっとらぁ伯父さん (Chuko コミック Lite 37)
- 作者: 藤子 不二雄A
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/07/04
- メディア: コミック
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