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教養としての歴史 [たんなる日記]

 小田中先生のブログで紹介されていた『日経ビジネスアソシエ』2月号が面白そうだったので、購入。センター試験の会場で読んでみる。

 ビジネスパーソンは意外にも?歴史を「今、学ぶべき教養」と考えているらしい。1位日本史、2位世界史という驚愕の調査結果!なかでも30代の会社員は「世界史の産業革命」を重視する教養としてあげている点が興味深い。「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。(愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ)」(ビスマルク)ということか。大学のドイツ語の授業で読んだ、西ドイツ(当時)のヴァイツゼッカー大統領による演説の一節「過去に眼を閉ざす者は、未来に対してもやはり盲目となる」という言葉を思い出す。それはともかく、様々なジャンルの本が紹介されていて実に興味深い特集であった。

 こうしたビジネス雑誌(『プレジデント』など)は、たまに読むと面白い。ユニークなビジネスパーソンの紹介記事など、「目から鱗」の生き方や考え方を知ることが出来る。確かに、学校という場所は功利主義や合理主義、成果主義、実用主義などとは相容れない部分も多い。 だがしかし、われわれはどのような人間を育てていかなければならないか、ということを考える上で、ビジネスの成功例は重要な示唆を与えてくれるのではないか。そもそも「教養を身につける」という行為自体、功利主義や実用主義とは離れた考え方のような気がする。

 ただし、今私が勤務する学校で職員に読んでもらいたいのは、第2特集の「イライラの研究」の方だな。
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