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センター試験の過去問 [大学受験]

 世界史のセンター試験対策は、過去問反復がベストだと思っているので、課外授業では過去問オンリー。最近は年号覚えていないと苦しい問題が多くなってます。時期の正誤を問う問題や、「年代の古いものから順に正しく配列されているもの」を選ぶ問題などは年号知っているのと知らないのでは大いに差がつくのではないでしょうか。

  以前、「トルコ民族の移動」(http://zep.blog.so-net.ne.jp/2013-01-06)でも触れたことですが、センター試験の問題を解いてみて感じるのは、予備校や出版社が出す予想問題とのクオリティの差です。 たとえば「年代の古いものから順に正しく配列されているもの」を選ぶ問題だとセンター試験の問題は、年号知らなくてもヒントがある場合があります。たとえば2013年の世界史B(本試)問題番号22( http://zep.blog.so-net.ne.jp/2013-01-19)や、2011年の世界史B(追試)問題番号9など。

2011年の追試です。
下線部(9)の時期に起こった出来事について述べた次の文a~cが,年代の古いものから順に正しく配列されているものを,下の①~⑥のうちから一つ選べ。 
 a カール=マルテルの軍が,トゥール・ポワティエ間の戦いでイスラーム勢力を破った。
 b ササン朝ペルシアが滅亡した。
 c ブワイフ朝がバグダードに入城した。
 ① a→b→c   ② a→c→b   ③ b→a→c
 ④ b→c→a   ⑤ c→a→b   ⑥ c→b→a


a~cとも年号知ってて然るべき事項ではありますが、「aはウマイヤ朝時代、bは正統カリフ時代、cはアッバース朝の時代」という判断でも十分でしょう。出題者はむしろこちらを想定したのではないかという気もしますが。

 こうした色んな考え方が出来るという点でもセンター試験の問題は優れています。一度だけではなく、同じ問題に何度もトライしてみていいと思います。
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